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サーベイ

2004/9/6(月) - 2004/9/10(金)
1日め:テーマの背景 | 2日め | 3日め | 4日め | まとめとリポート
2日め

テーマ『赤毛のアン』を読んだことがありますか?

今日のポイント

あなたは、アンのように未来に夢と野心を持っていますか?

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凡例
キャスター
松本侑子
松本侑子 作家 翻訳家

初日から、たくさんのすてきなご意見を頂戴し、どうもありがとうございます。多くの方がお読みになっていて、うれしい気持ちでいっぱいです。 わたしはここ14年くらい、全国各地の高校へ文化講演会に出かけてい……

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これまでに届いているメンバーからの投稿

YES

女の子の憧れ(きの・千葉・パートナー無・35歳)

何度も読んだ。さらに物語の中に出てくる手芸作品や料理について載っている本も読んだ。女の子の中には、必ず憧れる部分があるのではないかと思う。

大切な文学作品(Lunetta・東京・パートナー無)

子供の頃から『赤毛のアン』はわたしにとってバイブルのようなものでした。彼女の不器用さや成長過程に一喜一憂し、まるで自分のことのように思っていたものです。中でもわたしが一番好きなくだりは第一巻の後半で、アンがマリラに「幸せは何も特別な出来事じゃなくて、毎日の小さな積み重ねのようなもの」(正確ではありませんが)と話す部分です。これ以外にも美しいエピソードが散りばめられていて、私にとって本当に大切な文学作品のひとつです。久しぶりに全巻読み返したくなりました。

少女のころに読破(Kaori0831・兵庫・パートナー無・46歳)

少女のころにアンシリーズを読破し、節目には読み返しています。私にとって忘れることのできない愛読書です。あまり幸福ではなかったモンゴメリーですが、アンを読むと勇気がもらえます。

物心ついてからも事あるごとに(ななち・埼玉・パートナー有・27歳)

今年54歳になる母が大のアンのファンで、わたしは母の影響もあり、幼いころから赤毛のアンを読み聞かせてもらっていました。物心ついてからも事あるごとに押入れから引っ張り出してきて夜中まで読んでいたのを思い出します。アンのように自分のスタイルを崩すことなく、いつも自然体でステキな人になりたいと今でも思っています。

一番感動したのは“原語バージョン”(ローズウッド・和歌山・パートナー有・36歳)

子どものころから何度も読みましたが、一番感動したのは大学の授業で読んだ原語バージョン。特にマシュウが死ぬ前「おまえが女の子でよかった」というところが最高でした。やはり原語ならではのニュアンスが伝わってくるのでしょうか。ぜひ、皆さんも機会があったらチャレンジしてはいかがでしょうか。

NO

(しろりむ・三重・パートナー無・36歳)

以前、松本侑子さんが『赤毛のアン』の翻訳について某雑誌に連載していたのを毎月楽しみに読んでいました。翻訳関係の雑誌で、『赤毛のアン』の原文を数行引いて、その原文がいかに豊かな世界につながっているか、聖書やシェイクスピアやマザーグース、今ではほとんど忘れられているような英詩まで引用しながら、まさに縦横無尽に語られていました。それまで『赤毛のアン』といえばテレビアニメのイメージしかなかったのですが、その連載を読んでアンがいかに豊かな文学的土壌から生まれた作品なのかに目を見張りました。

その後、日々の生活にまぎれて読む機を逸したまま年月がたってしましました。ところが最近、友人が赤毛のアンの大ファンだと判明。彼女もまた『赤毛のアン』が子どもだけでなく大人も読むに価するすばらしい文学作品であることを熱く語ってくれました。プリンスエドワード島にも行ったことがあり、アンの風景の話を聞きました。わたしはアンに2度もめぐり合ったわけです。「これはなにがあっても読まなくては!」との思いをさらに強くしました。

映画を何度も観た(さとやん・京都・パートナー有・32歳)

残念ながら本は読んでいませんが映画は観ました。ビデオに撮り何度も何度も観ました。いつも自分が主人公のアンになりきって感動したり悲しんだり。自分もあんなふうに成長していきたいと願っていた青春時代。今は二児の母になり、そのことを忘れて時間に追われる毎日を送っています。秋の夜長に一度『赤毛のアン』の世界を空想の世界で体験すべく読書してみようかしら。

改めて読み返さなかった(usahana・パートナー有・29歳)

小学生のころはよく図書館で借りて読んだ大好きなお話ですが、大人になってからは「内容を知っているから」と改めて読み返すことはしていませんでした。松本さんのコメントを読んで、私も新たな「赤毛のアン」の魅力を知りたいと思いました。原書で読んでみます。

昨日までのみなさんの投稿を読んで

人生を幸福に生きる哲学

初日から、たくさんのすてきなご意見を頂戴し、どうもありがとうございます。多くの方がお読みになっていて、うれしい気持ちでいっぱいです。

わたしはここ14年くらい、全国各地の高校へ文化講演会に出かけています。高校生のみなさんに、『赤毛のアン』を読んでいるか質問すると、だいたい1割くらいの方が読んでいるようです。現代の高校生にとっては、恋愛やセックスの会話もしない少女の物語は、リアリティがないのかもしれません。

それでも、ぜひ若い人に読んでいただきたいと思うのは、この小説は、「人生を幸福に生きる哲学」を豊かに描いているからです。友人が以前しみじみと語っていました。「わたしは人生をいかに生きるべきかを、学校でも家でも教わらなかったけれど、その答えは『赤毛のアン』に書いてあった」と。

とくにわたしが心打たれるのは、アンの人生に対する積極性です。つまり、未来をいつも前向きに考え、困難にもくじけずに大きな夢と野心を持ち、努力して人生を切り開いていく力強さです。

アンは、面倒を見てくれる親も親戚もなく、財産も、身分も、特別な美貌もない、貧しく、愛に飢えたみじめな子どもでした。しかし彼女は、心の優しさと愛情深さによってマリラとマシューと家族のきずなをはぐくみ、ダイアナとは生涯の大親友となり、教師になる目標に向かって努力を続けて、師範学校の入試は1位の成績で合格。さらに後のシリーズでは、教師として働きながらお金を貯めて、カナダ本土の大学へ進学、高校の校長になり、幸福な結婚をしてたくさんの子どもに恵まれます。財産も、親の地位も、何も持たないマイナスの出発点から、本人の心の美しさと努力だけで、素晴らしい人生を創りあげていくのです。

わたしは『赤毛のアン』を訳している時も、そして今でも、物語にちりばめられた「アンの人生を生きる智恵」に励まされ、“Kaoriさん”のように勇気づけられてきました。そうした文章を抜き出した本を2冊作ったくらい、幸福の哲学がたっぷり描かれていて、それが21世紀の人々をも魅了するのだと思います。

“Lunettaさん”が書いてくださった言葉は、感動的な珠玉の一文です! もし違っていたら申し訳ないのですが、次の文章ではないでしょうか?

「幸せで楽しい暮らしとは、華やかなこと、驚くようなこと、胸ときめくことが起きる毎日ではなく、さりげない小さな喜びに満ちた一日が、今日、明日と静かに続いていくことなのね。まるで真珠が一つ、また一つと、糸からすべり出ていくように」(『アンの青春』第19章<筆者訳、集英社より>)。今日の一日は美しい真珠の一粒、わたしも座右の銘としています!

“しろりむさん”連載をお読みいただき、まことにありがとうございました。あの連載で書いた『アン』に引用される英米文学の解説は、『赤毛のアンに隠されたシェイクスピア』という本になりました。よろしかったら図書館、書店などでご覧ください。

そして“Usahanaさん”のように、原書でお読みになりたい方もいらっしゃると思います。英語の全文が読めるサイトもありますので、ためしに、ご覧になってみてください。

もしおひとりで読むのが難しそうでしたら、10月の土曜日に3回開催する「『赤毛のアン』の英語セミナー」に、どうぞご参加ください。単語・熟語帳は予習用に事前にメールでお送りし、セミナーでは文法・構文をくわしくご説明さしあげます。

さて、今日の問いかけ文です。「あなたは、アンのように未来に夢と野心を持っていますか?」。

 

 

松本侑子

松本侑子

作家 翻訳家

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