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会議番号:2707

ワークライフバランスのためなら、転職も考える?

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【開催期間】
2009年04月20日より
2009年04月24日まで

円卓会議とは

このテーマの議長

大沢真知子　日本女子大学教授、放送大学客員教授

たくさんの素敵な投稿をいただきました。ありがとうございます。Tulipさん、「何に価値を置くかは、人それ�……

議長コメントを全文読む

2日目までに届いている投稿から...

Gracias mi bebe (まるげりーな・埼玉県・パートナー有・34歳)

ある週末、パートナーと川原の土手までピクニックにでかけました。温かい春の昼下がりに、地元チームで野球の練習をする子ども達を眺めながら、持参したお弁当を食べ、寝転んではテントウムシの成虫と幼虫を見つけて大はしゃぎし、いつのまにか、二人とも子犬のように眠りこんでいました。週明けの朝、ペルー人のパートナーは、「ありがとう！あなたのおかげで、もっと頑張りたいです！」というメールをくれました。私も、同じ気持ちです。家族は唯一無二の存在です。

日常が仕事獲得の準備 (Coco Bennie・広島県・パートナー無・40歳)

私はフリーランスなので、仕事でない時は次の仕事を獲得する営業活動を積極的にしています。ボランティア活動やトーストマスターズクラブ（英語のみでスピーチをし、プレゼンテーション能力とコミュニケーション能力を向上させるクラブ）の活動を通して、ビジネスチャンスを狙っています。それに加えて、同窓会総会の幹事＆司会の役割が回ってきて、みなさんに私のことを知っていただくよい機会だと思い、準備に励んでいます。やはり、チャンスをつかむには常に準備万端で待機しておかないと！

不況がきっかけ (まいんys・山口県・パートナー無・38歳)

今の会社では今回、人員整理に乗り出しています。これをきっかけに、私も離職する事に決めました。勤続20年近いのですが、月一回とはいえ深夜0時を超える残業は、身体に負担が掛かっているのを感じてきました。肉体と精神バランスをとるためにも、以前より興味のあったリフレクソロジー等の資格取得を目指します。

自分の富のあるところに心もある (tulip・福岡県・パートナー有・37歳)

何に価値を置くかは、人それぞれだと思います。私は長年、お金や社会でのステイタスに価値を置いてきました。でも、それがいかにストレスとなり、生活から喜びを奪うかを身をもって体験しました。本物の富は、お金にも社会的地位にもない。本物の富は、自分の心の状態や、家族や友人と過ごす時間の中にあると思います。自分の心身を健康に保ち、大切な人との関係を健全に保つには、静かな時間が必要です。そのためには、転職を考えます。

転職しました！ (kure2008・神奈川県・パートナー有・35歳)

20代だと、バリバリ仕事に打ち込みスキルアップを図る事が最優先だと思いますが、30代になりある程度仕事を身につけると人間性も仕事に影響してくると思います。趣味、家庭、育児など仕事以外でのネットワークや経験で得られる充実感や価値観は、人間性を豊かにしてくれ、仕事にもよい影響を与えると思います。私は、自分の生活スタイルを維持したいと思い、30代半ばで転職しました。

自分の仕事を作る。 (ハルヒ・千葉県・パートナー有・32歳)

すべてが『○○大学に受かる』とか『△△社に入社するには』と、既存のものに乗るための『勉強』にしか見えず、そういう学びではない方法を子どもに見つけ学んでいってもらいたいなぁと考えている私は、仕事は自分で作るもののように思います。転職というのは別会社に移るということだけではないですよね、自分で自分の仕事を作るということをもっと考えるといいと思います。

何が一番幸せかを考えると (かめろう・京都府・パートナー無・28歳)

一昨年、去年の2年間、ワークライフバランスが壊れ、仕事だけしかしない毎日を送っていました。その時考えたのが「自分は仕事のためだけに生きているが、本当にそれでよいか？」その時出した答えはNO。この不況の中、仕事があるのは幸せかもしれません。ですが、仕事以外何もできない生活がいかに自分にとってどれだけ苦痛か、その2年間で学びました。今の自分はまだ、社会に認められる技術は持っていません。なので資格を取得し、転職をしたいと思っています。

まさに転職直後です！ (ぴょこん・神奈川県・パートナー有・37歳)

4月1日から転職しました。転居に伴い前の職場が遠くなったことは表向きの理由です。本当は、どうしても続けたいことが前の職場では続けられないということがわかったからです。それまでの私の能力を最大限に活かしてほしいと懇願したのですが、聞き入れてもらえませんでした。時間的にも体力的にもバランスが崩れていたので、当面の給料は下がりますが、本当にやりたいことをやれる職場を見つけて前向きに取り組んでいます。私のワークライフバランスは充実した仕事が土台です。

簡単に転職には結びつかない (前を向いて歩こう・大分県・パートナー無・26歳)

ワークライフバランスはとても大切なこと。でも、今の職場でその制度が確立されていないからと、すぐに転職するのは考えもの、と考えています。「自分がこの環境を変える」くらいの強い気持ちがなければ、転職しても同じ。他の何かに不満を抱いて逃げ出したくなるだけ。本当にこれ以上できないくらいの努力をしたのか？すべてはそう自分に聞いてからではないかと思っています。世の中、そう簡単にあきらめるべきものばかりではないんですよね。と最近思っています。

3日目の円卓会議の議論は...

会社と自分とはどのような関係にあると考えていますか

たくさんの素敵な投稿をいただきました。ありがとうございます。Tulipさん、「何に価値を置くかは、人それぞれだと思います。私は長年、お金や社会でのステイタスに価値を置いてきました。でも、それがいかにストレスとなり、生活から喜びを奪うかを身をもって体験しました。本物の富は、お金にも社会的地位にもない。本物の富は、自分の心の状態や、家族や友人と過ごす時間の中にあると思います。自分の心身を健康に保ち、大切な人との関係を健全に保つには、静かな時間が必要です。そのためには、転職を考えます」

本当にそうですね。同感です。でもストレスも悪くない。静かな時間があるから、ストレスフルな仕事にも耐えられる。そして、それによって成長していくのではないでしょうか。要はバランスなのだと思うのです。そのバランスを崩してしまうと、成長もできないし、ハッピーにも感じられない。過度なストレスがかかるようだと転職を考える方がいいですよね。仕事は大切だけど、そこまで自分の人生を犠牲にするだけの価値があるものではありませんからね。

最近、１年半くらい続けて来たワークライフバランスの研究会が終了したのですが、その最後の会合で、メンタルヘルスの専門家から、日本では（とくに男性が）組織から自立して、自分の人生を考え、生きることが日本にワークライフバランスを導入できるかどうかの鍵を握るという意見がのべられました。

ワークライフバランスが達成できないと転職も考えるという回答が多いのは、日本人が組織から自立して自分の人生を考え始めたということなのでしょうか。みなさんと会社との関係はどのような関係ですか。率直なご意見をお聞かせください。

大沢真知子
日本女子大学教授、放送大学客員教授


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