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今週のテーマ会議番号:2559
カタカナ生保、知っていますか?
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3日目/5日間
働く人の円卓会議
6位
【開催期間】
2008年10月13日より
2008年10月17日まで
円卓会議とは

小野瑛子
プロフィール
このテーマの議長
小野瑛子 家計の見直し相談センター
円卓会議議長一覧
カタカナ生保に対する印象をお聞きしたところ、たくさんの貴重なご意見をいただきありがとうございました。……
議長コメントを全文読む
2日目までに届いている投稿から...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
yes 偏見はありません (まんぼうかおりん・長野県・パートナー無・37歳)
カタカナ生保は「黒船」的なイメージで語られてきましたが、私はいいイメージを持っていて加入もしています。大勢の外交員を使う日本の会社に比べて店舗や外交員を持たないので、格段に経費は削減され、掛け金が安いということに越した事はありません。保険の内容は今の時代ネットで充分検討・比較できますから、外交員の方と話す必要性も感じません。最低限の保障が得られそれ以上は貯蓄でカバーするが自論なので、日本の保険会社の痒い所に手が届く保障は金額増大になるだけと思います。

yes イメージだけで判断できない (武士道・愛知県・パートナー有・34歳)
私のカタカナ生保の「イメージ」は、外資なので運用に堅実感があるのか疑問、また新規参入なので契約を取ろうと必死で審査が甘い、というものでした。漢字生保も損保系も破綻したときの処理は基本は同じという解説を読み、国内会社だから安心ではないという認識に至りました。損保は生保に比べて運用が堅実という話をきいたことがありますが、本当のところはどうなのでしょうか。破綻しにくい度合いを明確なモノサシで測りたいと考えています。

yes テレビCMが多い (dokinchn・東京都・パートナー無・42歳)
カタカナの保険会社は個性的なテレビCMが多いように思われます。知名度をまず確保する為に多大な投資をしているのでしょうか。昔、火災保険にカタカナの保険会社に入っていました。マンションで決められていたので個人で選択したのではありません。

no 生命保険は貯蓄ですか? (ともえサロン・北海道・パートナー有・59歳)
掛け捨て数千万の定期保険は貯蓄ではないと認識しています。入院時に払われる医療保険も、基本的には掛け捨てです。昔からある「養老保険」は貯蓄性が高いですから、葬式代程度が満期金になるように(200〜500万)かけています。アメリカは「国民健康保険」制度がないため、病気になると大変です。嫁の出産費用が帝王切開5日間の入院で「3万ドル」の請求がきてびっくりしました。交渉で保険会社から8千ドル支払われ、結局自己負担はなくなったのですが、日本は大変恵まれていると思います。

no 保障内容と保険料 (ゆうたんぽん・岩手県・パートナー有・42歳)
生命保険会社はいっぱいあり、不景気だったころからか外資系も増えました。考え方が古いのかカタカナ生保には違和感があります。しかしガン保険は某カタカナ生保に加入しています。保険内容は複雑ですし、ある程度の年齢になると保障がガッタンと落ちたりなかなか不鮮明な部分が多いですよね。同じ保険会社なのに支社や支部、外交員も多く、いろんな支部からいろんな外交員が来社しては勧誘という感じです。生命保険会社って連携もなくてあまり関わりたくないと私は思っています。

no 違いが分かりません (ちゃーよ・東京都・パートナー無・45歳)
生保や簡易保険、共済など、名称が違うけど内容は似ているようで、その違いが分かりません。私自身は生協の共済、そして子どもは生保の子ども保険に加入していますが、きっかけは、関心が向いた時期にたまたま声をかけられたり、チラシを見たといった程度です。個人の場合、生きる上で必要な保障は、それほど変わらないと思うのですが。そういった面で、最近よく宣伝しているカタカナ生保は、必要なものだけに特化している、というイメージです。

no 本当に大丈夫? (Aska・東京都・パートナー有・38歳)
カタカナ生保という言葉は今ここではじめてききましたが、最近の新しい保険会社をさすときいて、ははんと思いました。検査なしでも大丈夫、安くて一生安心などとたいそうなことをおっしゃってますが本当にそうなのでしょうか。すごい勢いでのびているようですがなんだか不安です。
3日目の円卓会議の議論は...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
国内生保かカタカナ生保かよりも、「自分のニーズにあった」保険・共済か
カタカナ生保に対する印象をお聞きしたところ、たくさんの貴重なご意見をいただきありがとうございました。ひとつひとつのご意見が、カタカナ生保だけでなく、生命保険全体への問いかけにもなっていて、とても興味深く読ませていただきました。

まんぼうかおりんさんの「店舗や外交員を持たないので、格段に経費は削減され」ているというのも、カタカナ生保の特徴といえますね。カタカナ生保にもプルデンシャル生命やソニー生命のように営業職員(外交員)を介して販売しているところがあるし、アリコジャパンなどもネット販売や通信販売だけでなく代理店での販売も行っていますので、すべてのカタカナ生保が「店舗や外交員を持たない」わけではありませんが、国内生保にくらべるとその数は少なく経費の使い方も少ないようです。私たちが払う保険料の中には、保険会社の経費部分も含まれていますので、経費が少ないということは、その分、保険料の安さに繋がります。

ただし、営業職員や代理店がいない場合は、会社や商品を知ってもらうために広告が必要になってきます。dokinchnさんはカタカナ生保のTV広告の多さに注目していらっしゃいますが、営業職員や店舗にかかる経費が少ないかわりに、広告にかかる経費が過剰になって経営を圧迫している会社もあるようです。

武士道さんが懸念していらっしゃる運用の問題も大事なことですね。バブル経済華やかなりし頃、私もさまざまな保険会社の運用について調べたことがありますが、株式や不動産などリスクの高いものに投資している会社は、むしろ国内生保のほうに多かったのです。外資系生保は、「保険会社の役割は、万一のときにキチンと保険金を支払うことにある。お金を増やすことが目的ではない」という保険理論がはっきりしていて、意外と堅実な運用をしていました。この違いがバブル経済崩壊後の保険会社の命運を大きく分けたような気がします。1990年代後半に誕生した損保系生保は、その教訓を受けて、現在も堅実な運用をしているところが多いようです。

武士道さんは、加入のときの審査の甘さも指摘していらっしゃいます。カタカナ生保に限ったことではありませんが、「加入して万一のときは保険金を払ってもらいたい」という契約者と、保険金を払う立場の保険会社の間には、かなりのギャップがあります。また、その間に立つ営業職員や代理店には「加入させて手数料を得たい」という思いが強い人もいて、それが審査の甘さに繋がっていることもあります。

保険金の支払いはすべて約款にもとづいて行われますので、契約者は約款をよく読み、どんなときに保険金が支払われるのか、どんなときは支払われないかといったことをしっかり確認する必要があります。この確認を怠ったために発生したのが、ここ数年、大問題になっている保険金不払い問題です。ゆうたんぽんさんが感じていらっしゃる約款自体の分かりにくさや不透明さも問題を深刻にしていますし、Askaさんが指摘なさっている「審査なしでも大丈夫、安くて一生安心」といった宣伝も問題ありですね。私も、こうした宣伝文句を見聞きする度に、その会社に対する不信感を募らせています。「入れます」と「払います」は違うんですよね。

「生保や簡易保険、共済などの違いがわからない」というちゃーよさん。たしかにその通りで、契約者から商品を見たときは、生命保険も簡易保険も生命共済も仕組みはまったく同じ。カタカナ生保だからといって、特別な商品を扱っているわけではありません。ただ、生命保険には死亡保険(被保険者が死亡・高度障害状態のときに保険金が支払われる)、医療保険(被保険者が病気やケガで入院・手術のときに保険金が支払われる)、年金保険(老後に年金が支払われる)などさまざまな種類があり、どの商品に特化するかによって会社や機関ごとの特徴が出てきます。
一般的にいって、国内生保は死亡保険に、カタカナ生保や共済は医療保険に力を入れているところが多いのです。ですから、国内生保とかカタカナ生保とかにこだわらず、それぞれのニーズにあった会社・機関の、ニーズにあった保険・共済に加入することが何よりも大切ですね。

ともえサロンさんの「生命保険は貯蓄ですか?」という疑問は、多くの方が感じていらっしゃることだと思います。上で説明したように、生命保険には大きくわけて死亡保険、医療保険、年金保険の3種類がありますが、このうち死亡保険と医療保険は保障のための保険で掛け捨てです。年金保険は貯蓄のための保険で掛け捨てではありませんが、長生きしたときの保障がついているタイプ(終身年金など)は早死にすると元本割れすることもあります。
養老保険は貯蓄も兼ねた死亡保険なのですが、1990年代初頭までに加入したものは別として、現在はほとんどの養老保険が元本割れしていて、貯蓄性の高い保険とはいえなくなっています。私自身は、生命保険には貯蓄性を求めず、保障のための掛け捨てと割り切って加入したほうがよいと考えています。貯蓄のためには、預金や投資信託など他の方法がたくさんありますものね。

ともえサロンさんからは、もうひとつ大切な問題が提示されました。公的社会保障制度と生命保険との関係です。アメリカには日本のような公的医療保険がないため、民間の医療保険も「実損てん補型(実際にかかった費用が支払われる)」が主流になっていますが、日本の民間医療保険は「入院1日当たりいくら」といった支払われ方のものがほとんどです。日本の公的社会保障制度が大きな曲がり角に来ている今、実損てん補型の医療保険へのニーズも高まってくるのではないかと思います。

生命保険をめぐる話題にはキリがありませんね。ついついコメントが長くなってしまいました。こうしたさまざまな問題を抱えてはいるものの、生命保険が私たちの暮らしを守る大切な商品であることには変わりありません。
皆さんは、生命保険に対して、どんなことを望んでいらっしゃいますか? こんな商品があったらいいな、こんな売り方をしてほしいな、こんなときに保険金が支払われるといいな、などなど、生命保険に対する希望をお寄せください。批判や不安、疑問でも結構です。
ご一緒に考えてみましょう。よろしくお願いいたします。

小野瑛子
家計の見直し相談センター
小野瑛子


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