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今週のテーマ会議番号:2281
モンスターペアレント、周囲にもいますか?
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3日目/5日間
働く人の円卓会議
3位
【開催期間】
2007年10月08日より
2007年10月12日まで
円卓会議とは

古荘純一
プロフィール
このテーマの議長
古荘純一 青山学院大学教授、小児精神科医
円卓会議議長一覧
皆さんのご意見からもいろいろな問題が複雑に絡んでいることが分かります。少し整理して事態が生じる要因を……
議長コメントを全文読む
2日目までに届いている投稿から...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
yes 自分さえよければ……が多すぎ (ショパン・神奈川パートナー有・)
先生にはいろいろな方がいらっしゃいますが、みなさん一生懸命だと思います。今の親は、学校に任せっきりで本来親として子どもにしなければいけない事を放棄して、でも何かあると自分以外のせいにしようとする傾向があると、私は思います。もっと自分の子どもを見つめ、子どもがきちんと育つように学校と協力していこうという温かい目で学校と子どもを見るようにできないでしょうか。自分の事しか考えられない、周りを見渡す心の余裕もない、自分の子どもさえよければいい親が多すぎだと、思います。それでは、いい先生が育ちません。

yes 学校ストーカー(?) (ちみ・三重)
高校教員です。自分の子どもしか見えない保護者は前から居たと思います。学校への苦情も以前からありました。「モンスターペアレント」か否かは、その苦情が思い通りに解消されなかった場合の行動いかんだと思います。学校には学校の事情がある、とか、うちの要望をかなえると他に支障がでる、と納得して引き下がっていただければ、元の要求が何であれモンスターではないと思います。なぜモンスター化するのか……片思いがストーカーにつながるのと似ていると思います。

yes 周囲とうまく関われない親たち (junno・神奈川・パートナー有・37歳)
教育委員会に勤務していた時にかかってきた電話では、比較的自分の話を聞いて欲しいという欲求の強い親が多いように感じました。視野が狭いのか、付き合いが狭いのか、何かあると直接教育委員会に直訴する親が増えています。周りに相談できる人がいないなど、他人との関わりが不得手な親が増えたのが原因なのでしょうか。

no 自己中心的考えが引き起こす (のか・兵庫パートナー有・)
子どもの中学校では、些細なトラブルに巻き込まれた場合でも、担任から連絡が入ります。小さな社会ともいえる中学校では、もめ事があるのは当たり前。もめながら成長するのです。必要ならこちらから連絡をするから、過分な連絡の為に使う労力を、子どもたちが必要としている事や先生の休養に充ててほしいです。学校が過分な対応を取らざるを得ないのは、やはり文句をいう親がいるからでしょう。原因は他者を思いやり、人に迷惑をかけないことを信条とする大人が少なくなったからと思っています。
3日目の円卓会議の議論は...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
保護者、学校、社会背景、各要因が複雑に絡む
皆さんのご意見からもいろいろな問題が複雑に絡んでいることが分かります。少し整理して事態が生じる要因を述べてみます。


保護者側の要因
(1)度を過ぎた過保護
勉強が遅れている中学生に小学生の問題を解かせ習熟度を確認したところ、「子どもが精神的に傷ついた」と抗議する、学芸会での配役がおかしいと抗議する、など。
(2)過剰な権利意識
教師と生徒は対等だと考える、義務や責任を伴わない権利意識を持つこと。
(3)保護者の相談相手の不在
核家族化、夫婦間の葛藤、などのため、学校への要望や不満を家族・親族内で議論することなく持ち込む。夫婦で別々に持ちこむ事例もある。
(4)精神病理・社会病理
保護者自身が抱える、例えばアルコール依存、人格の偏り、など精神病理の問題。


学校側の問題
(1)教師個人の指導力の問題
大学教育でこのような問題への教育はほとんどなされていない。また教師として採用後は、日常の教育活動に忙しく臨床的な諸問題を研修する時間が少ない。
(2)学校は同時に相談機関であるべきという意識の欠如
親が学校に相談しても、担任教師や学校が真剣に取りあってくれないこともある。そのため、問題が生じる前から学校に不信感を抱いている親も少なくない。
(3)相談体制の不備
担任と教育期間内の組織、および教育機関と医療・福祉など他の諸機関との連携の不備。


社会の問題
(1)地域でのつながりの希薄化
地域の中で住民同士のコミュニケーションが希薄化し、学校で発生する問題を保護者間で共有することが困難になってしまう。そのため理不尽な苦情や要望も、地域でのワンクッションを経ずに直に学校に向かう。
(2)ネット情報の取り扱いの問題
個人的な問題をネット上に公開すると過激な意見も集まってくる。またその意見を吟味せずに行動化する保護者も多い。
(3)過剰な責任の所在探し
自己責任、管理責任などを問う社会全体の風潮に影響されているとも思える。


繰り返しになりますが単独の要因ということはなく、それぞれが複雑に絡み合っているようです。さて、今日は、モンスターペアレント問題について、学校ではどのように対応したらよいかについて、皆さんのご意見をいただきたいと思います。

古荘純一
青山学院大学教授、小児精神科医
古荘純一


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