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今週のテーマ会議番号:2123
年金分割。離婚は増えると思いますか?
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78  22  
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5日目/5日間
働く人の円卓会議
4位
【開催期間】
2007年03月19日より
2007年03月23日まで
円卓会議とは

金野志保
プロフィール
このテーマの議長
金野志保 弁護士 早稲田大学大学院法務研究科教授
円卓会議議長一覧
本日もご投票・ご投稿、ありがとうございました。今回は特に、さまざまなお立場から多様なご投稿があり、い……
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4日目までに届いている投稿から...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
yes 不徹底は致し方ない (non蒼papa・千葉・パートナー有・46歳)
確かに、全財産に対し「5割ルール」を適用できればいいのですが、徹底しようとすれば、プライバシーなど別の面で支障が生じるようにも思えます。お互いに尊重し協力し、高めあえる関係が夫婦に限らずパートナー関係には必要です。そのため、多少自分の範囲についてゆとりがあった方がいいかもしれません。ただ、せめて一般に分かりやすい年金、保険、住宅や退職金など主要なものに限っては、ルールを徹底する仕組みを作れば分割がスムーズになっていいと思います。あとは良心に頼るということでしょうか。

yes “妻”の立場と、支払う立場 (ゆかりっくす・神奈川・パートナー有・33歳)
“妻”の立場で考えると、3号被保険者でなくても分割してほしいし、将来の分も分割してほしいです。でも、もし自分のほうが収入が多い場合、未婚者は分割する必要がないのに、結婚したことがある人は生涯分割し続けるとなると、理不尽に感じるかも、と思います。

yes でも本当に「得」なのか? (yoshiyoshieパートナー有・)
内容を少し調べてみたところ、微妙な部分も多く感じました。離婚時の財産分与に関してはじっくりゆっくり検討していく必要がある気がします。が、制度開始は大きな前進であることには間違いないと思います。

yes 生き方は年金に左右されたくない (ホリーガーデン・東京・パートナー無・33歳)
受領する金額を試算し、「だから離婚を控えるほうがいい」という論調には疑問を感じます。離婚するという選択は、自分自身の生き方の選択。お金の問題は重要でないとは言いませんが、お金の問題で生き方を変えることには反対です。
5日目の円卓会議の議論は...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
「夫婦のリスクマネジメントが必要な時代に」
本日もご投票・ご投稿、ありがとうございました。今回は特に、さまざまなお立場から多様なご投稿があり、いろいろと考えさせられました。

本日は最終日ということで、まとめのコメントを書かせていただきます。

今回の年金分割の議論を通じて皆様も感じられたかもしれませんが、結婚した夫婦のうち3分の1以上が離婚する現在(若い世代ではもっと離婚率は高いです)、夫婦のいずれにとっても、妻が専業主婦となるという生き方そのものが、非常にリスクが高い生き方なのではないか……と、私はさまざまな離婚事件を取り扱うなかで、感じるに至りました(専業主婦は、それは一つの立派な生き方だと思いますので、そのこと自体を否定するわけではありません。あくまでリスクだけの話ですので、誤解なきようお願いいたします)。

今回見てきたように、離婚に際して年金分割を行った結果、離婚した夫婦のいずれもが、生活に十分な年金を受領できない可能性があるというだけではありません。子どもがいる夫婦であれば、たいていは親権は妻側に行くことが多いのが家裁の実情ですが、すると夫は別れた子どもに養育費をずっと送り続ける必要があるわけです。自分も、再婚して新しく家庭を持ち、新しく子どもをもうけても、妻と暮らす子どもが20歳になるまで(場合によっては大学卒業まで)、ずっと養育費や場合によっては進学費などを送り続けないとなりません。再婚に際しても大きな足かせとなる可能性もあります。

他方、妻側にとっても、別れた夫から受領する養育費だけではとても子どもを育てていくに十分とはいえませんし、また養育費はあくまで子どもを育てる足しになる程度で、自分自身がどうやって生活していくか、また一から考えないといけません。

現在の離婚の実務では、特に夫婦間に「どちらが悪い」と言った事情がなくとも、2〜3年別居していれば「破綻」が認められ、離婚が認められることが多いです(浮気・暴力などがある場合は別です)。

妻から離婚をつきつけられ、「勝手に出て行った妻に、俺が稼いだ金を半分やらないといけないのか。1カ月に一度しか会えない子どもの大学の入学金まで出すのか、たとえ再婚しても」と愕然とする夫。

夫から離婚をつきつけられ、「こんなに夫に尽くしてきたのに、今ここで放り出されても行く当てもないし、何十年も専業主婦をしていて今更再就職もできない」と泣き崩れる妻、あるいは、「離婚したいけれども、実家は地方にあり、自立して生活できるあてもない」と現状につき我慢せざるを得ない妻。

結婚する時点で離婚するつもりのあるカップルはいないでしょう。しかし、夫婦が終身添いとげる時代でなくなった現在、自分が「夫婦の3組に1組が離婚」の1組の方に入らないという保証はありません。

お金の問題で、自分らしい生き方を制限されないためにも、年金、財産分与、養育費、そういったことまで考えて、長い目で見た夫婦間のリスクマネジメントが必要な時代となってきているのではないでしょうか。

年金分割制度を通じて離婚にまつわる財産的な問題を考える1週間におつきあい頂き、ありがとうございました。私自身、大変勉強になりました。感謝しております。

金野志保
弁護士 早稲田大学大学院法務研究科教授
金野志保


関連参考情報
■ 「夫婦の年金分割制度、賛成ですか?」
社会は個としての自立を求める方向に
■ 「離婚について知りたい法律がありますか?」
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■ 「子どものために離婚をあきらめますか?」
ノウハウとアドバイスは……
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