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今週のテーマ会議番号:2100
スポーツは、自分でするより観る方が好き!
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4日目/5日間
働く人の円卓会議
6位
【開催期間】
2007年02月19日より
2007年02月23日まで
円卓会議とは

若林邦彦
プロフィール
このテーマの議長
若林邦彦 『報道ステーション』チーフディレクター
円卓会議議長一覧
沢木耕太郎さんが、こういうことを書いています。アトランタオリンピックを取材に行った時のことです。 ……
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3日目までに届いている投稿から...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
yes 反応してしまいました (Jerryb・東京・パートナー有・39歳)
若林さんのホワイトストーンのお話、とても懐かしく読みました。新入社員の頃、同僚に若干20数才にして競馬のプロもどきがいました。素人にはあまり馬を語ることがない人ですが、ホワイトストーンの話だけは別でした。曰く「惚れてしまった」のだそうです。一頭に思い入れるなんて勝負師にはあるまじきことだと言いつつ、あの馬だけはまあいいんだなどと訳のわからないことを言ってました。当然、引退の時は泣きました。後にも先にもあの馬だけだったそうです。それぞれのドラマですね。

yes 会場の一体感がたまりません (YOKKO・福岡・パートナー有・29歳)
福岡の人間なので、ソフトバンクの試合をヤフードームに見に行くことがあります。右も左も初対面の人ばかりですが、知らない人ばかりが集まった約5万人がともに声を出し、手を叩いて応援する一体感は一度味わうとやみつきになります。地元のチームが活躍すると、次の日の話題は必ずスポーツネタが入ってきます。

no アメフト観戦は魂を込めて (雪の小町・海外・パートナー有・37歳)
ボストン近隣に在住してますが、ここでのペイトリオット、レッドソックスへの意気込みはすごいものがあり、パートナーもその1人です。2001年にペイトリオットがスーパーボールで優勝した試合は絶対に忘れられません。この年に結婚したのですが、アメフトについては無知だった私。来客と皆で最後はひざまずき、手をつなぎ、最後のキックがゴールになるように祈りつつ食い入るように見た画面。あんなにスポーツ観戦に魂を込めたのは初めてです。それからパートナーの気持ちが少し分かるようになりました。

no しゃべりすぎな脇役たち (junno・神奈川・パートナー有・36歳)
観るのも決して嫌いではありませんが、最近のスポーツ中継はアナウンサーや解説者、コメンテーターがうるさく感じられて疲れてしまいます。試合に集中したいときは、音声を消して観ることもあります。やっぱり試合が主役ですから。

no 早く元気になるぞ! (andnao・佐賀・パートナー無・27歳)
私は根っからのスポーツ好きです。しかし、現在は病気を患っていて運動は禁止されています。その分、サッカークラブのマネージャーをやったり、スポーツ観戦にはよく行っているのですが、やっぱり自分で動きたい! 早く病気を治して、再び体力を取り戻し(いつもスポーツテストは学年1位でした。)いつか必ずホノルルマラソンで完走したいと思っています!

no やりたいけど…… (いまいくん・埼玉・43歳)
元々体育会系人間なので、スポーツは自分でする方が好きです! ただ現在では中々自分でスポーツする機会もなく、観戦の方が多いですね。特に多いのがラグビーです。秩父宮ラグビー場のバックスタンドはグランウンドに近く、選手が走るときの地響きや、コンタクトし時の音なども聞こえ、迫力満点です! どのスポーツでもそうですが、やはり生で観ると迫力が違って良いですよ!
4日目の円卓会議の議論は...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
「すぐそこにあるサッカー場」
沢木耕太郎さんが、こういうことを書いています。
アトランタオリンピックを取材に行った時のことです。

人はオリンピックに何を見ようとするのか。私は何を見たいと思ってアトランタに足を運び、また過去のオリンピックを見てきたのか。考えていくと、答えはただひとつのところに行きつく。たぶん、私はスポーツにおける『偉大な瞬間』に遭遇したいと望んでいるのだ。書物の上ではなく、映像でもなく、自分が存在している空間で『偉大な瞬間』が生まれる。」

どうですか?
もしこういうことを経験できるのならば、それは、スポーツ観戦における究極の幸福の形、だと思いますね。

『偉大な瞬間』をテレビの生中継で同時刻に見ていた時でさえ、圧倒的な幸福感を感じるのに、その場に居合わせることができたら、それは実に素晴らしい記憶としてその人に残るでしょうね。静かな暖かい宝物としてその人に残るかもしれないし、一生の自慢話として自ら多少の尾ひれをつけさせながら残っていくかもしれないし、その人の人生を変える衝撃的な爆弾として残るかもしれません。

それには『偉大な瞬間』を見極めるための確かな眼力も必要だとは思いますけれど。だからみなさん、僕のこんなくだらない戯言を読んでる場合じゃないかもですよ。沢木さんのこの文章は当初、雑誌「ナンバー」に書かれていたらしいですが、今、「冠(コロナ)」という題名で朝日新聞社から1600円の単行本として出ていますからね。はやいとこ、そちらを読んで、哲学を深めてください。相変わらず素晴らしいルポルタージュです。

さて、きょうの私的スポーツ体験第4回は、それとは対極の「あまり偉大ではない瞬間」について話したいと思います。「いまいくん」の投稿にあった秩父宮ラグビー場のバックスタンドという話に通じるものがあるかもしれません。

 日時   2001年5月中ごろ
 場所   東京都北区 西が丘サッカー場
 スポーツ 関東大学サッカーリーグ ●●大学 VS ▼▼大学


サッカーの最高峰は言わずと知れたワールドカップです。ワールドカップこそサッカーにおいて偉大な瞬間が生まれる可能性がもっとも高い大会だと思いますが、これからするのは、関東大学リーグの総当たり戦、春の部の話です。

5月の昼下がり、太陽は柔らかく光り輝き、ぽかぽかした日和で、そよ風も吹いて、とにかく気候が良い日でした。このころ、僕は西が丘サッカー場の近くに住んでいたのです。てくてくと歩いてこのこじんまりとしたサッカー場に着くと、入場門の窓口で当番の学生係りのような人に入場料1000円を払い、売店で生ビールを買ってから、スタンドの好きな席に陣取りました。完全自由席制ですからね。

まあまあ客は入っているといっても、そのほとんどが選手の関係者、親とか姉とかいとことか、あるいは友達とか、友達の友達とか、なにがしかのそういう関係性を色濃く漂わせた人たちがぽつぽつと座っていて、席は満員、立ち見も出る、なんていうことはまずありません。

それでですね、ここのサッカー場の何がいいかというと、もう、すぐそこなんですよ、プレーが。手を伸ばせば届くくらいの感じの場所でサッカーやってるんですよね。

5月の芝生は緑が綺麗で、芝の匂いを感じることもできます。サッカー専用競技場だから、トラックがまわりにあって選手が遠いなんてことはない。選手たちはすぐそこにいるのです。

そして、今、目の前でサッカーをやっている選手たちを、僕は誰一人知らない。なにしろこのサッカー場に来るまで、きょう、どこの大学とどこの大学がゲームをやるのかも知らないし、どこの大学がこのリーグでは強いのか、というような周辺情報を僕は全く知らないわけなのです。

ビールを飲みながら観ていると、選手の息遣いや声が聞こえます。試合中の会話がそのまま僕のところまで届いてくる。
「お前、何やってんだよ! サイドを走れ!」
「遅いよ! 持ちすぎだ!」
「止めろ!」「まわせ!」
「おんなじミスばっかりするな!」「あきらめるな!」

そのうちにですね、このチームがどういうチームなのか、だんだん見えてくるのです。このチームは、あの8番の選手のほぼワンマンチームで、ほかの選手は彼を絶対的存在と受け止めているのだけれど、そのことでチームとしての総合力が弱くなってしまい、8番の選手だけが肉体的にも精神的にも空回りしている、そういうチームなのだ、とか。

あるいは、このチームはうまい選手やテクニックのある選手はあんまりいないけれど、静かなガッツがみんなにあって、それを4番のあの小さなディフェンスの選手がうまくまとめあげていて、みんな惜しみなくチームの勝利のために動いているいいチームだなあ、とか。

試合が終わったあとのチームの光景や、サッカーを離れたあとの彼らの関係性まで、試合が終わる頃にはそういうことまでなんとなくわかってくる気がするのです。そして、たまに点が入ると、歓喜の声と無念のざわめきがスタンドのあちこちに漂います。

お兄ちゃんがやった! とか、なにやってんだ、あいつ! のような知り合いコメントが小さなサッカー場のスタンドで錯綜するのです。

いずれにせよ、そこにはちょっと暖かい空気が流れ始めている。そんな世界を感じることができるのは、この小さなサッカー専用競技場の持つ力によるところが僕はすごく大きいと思います。

こういうスポーツの観方もあるのだ、と思いましたね。偉大なプレーだけがスポーツ観戦の喜びとは限らない、そのレベルなりにスポーツを観ることの楽しみは必ずあるような気がします、という話でした。

さて。
あしたが最終回ですけれど、最後は「アクティブライフ」のコーナーらしく、ちょっと角度の違う話をしてみようかと思います。

ではまたあした。

若林邦彦
『報道ステーション』チーフディレクター
若林邦彦


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