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今週のテーマ

会議番号:1695

小泉首相が勝てば日本の政治は良くなる？

投票結果

344票

625票

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【開催期間】
2005年08月29日より
2005年09月02日まで

円卓会議とは

このテーマの議長

藤田正美　『ニューズウィーク日本版』元編集主幹

このサーベイが1位になっていることが僕には驚きでした。今回の選挙は有権者の関心が高いという世論調査の�……

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1日目までに届いている投稿から...

今回の選挙で政治に興味を持ちました (ポーチカジュニア・愛知・パートナー有・36歳)

今回の選挙は政治に興味が無かった人にわかりやすいと思います。私も今回から興味を持った1人です。なぜ政治に興味がなかったか考えると、誰がやっても大して生活に支障がない。何がどうなってるのか良くわからない。どうせ、政治家は選挙に通って袖の下をたくさんもらえることを計算してるんだろう。という感じでした。もっと国民の1人として政治に興味を持っていなくてはいけないと思いました。終身雇用が常識でなくなってきたように、これからの政治家は政権を取るためあるいは閣僚になるための活動よりも、日本を良くしていこうというリーダーが支持されていくと思います。

小泉首相になって実現されたことも (三和子・埼玉・パートナー有・32歳)

小泉首相が勝ったところで即良くなるという訳ではないと思いますが、あえてYesです。国の大きなコストカット・財源確保にも繋がる郵政問題に執拗に反対したあげく、「もっと大事なことがある」と、年金改革という、結局それとは切り離せない問題をマニフェストに掲げる民主党に投票する気にはなれません。今回の解散は「パフォーマンス」と言われますが、郵政問題に対する小泉首相と、それに対する認識の浅いメディア・政治家の認識の相違が、今回の解散を「パフォーマンス」に見せたのではないでしょうか。郵政問題は、決して優先順位の低い問題だと、したがってあれは単なるパフォーマンスだとは、私は思いません。また、問題点もあると思いますが、若手議員の斬新な改革案が、トップダウンで具体的な政策に結びつきやすいルートを開いたのも、小泉首相になってからです。彼に限らず、政治家としての首相ができること、他の政治家が担当すべきこと、それをやみくもに一緒にして政治を語るべきではないと思います。

他にも大切なことがある (つーさん・京都パートナー有・)

今の日本政治には、郵政民営化も大切なテーマですが、それ以上に大切な「年金」「少子化」などのテーマもあります。マスコミの刺客騒動が全面に出て、これからの日本を議論することが2の次になっていることを非常に危惧しています。国民の皆さん、客観的に状況判断をして、投票をしましょう！

郵政民営化を強調しすぎている (chezclara・東京・パートナー有・48歳)

小泉首相の改革姿勢と実行力は確かにスピード感もあり、法制化の実行も早まっている気がします。ただ、郵政民営化を強調しすぎるのはどうなのでしょうか。高齢化、そして団塊の世代がいっせいに退職する中で税収の確保はどうするのか。高度成長以降の大量生産・消費の社会から持続型社会への転換をする場合、消費中心の経済をどうしていくのか。将来にわたる明快なビジョンがないことに不安を感じます。そして、民営化を叫ぶことがあまりに表面に出てくると真の狙いが見えません。貯金と保険の自由化でさらに外資系の企業が増え、企業の株価が上がっても、国民の生活には反映しないのではないでしょうか。

	木を見て森を見ず (emerald・東京・パートナー有・31歳)
確かに小泉首相だから成功したこともあると思います。一連の北朝鮮による拉致被害者に関することは評価したいです。しかし、段々と政治の視点が、木を見て森を見ない状況に陥っている気がします。郵政改革が今の日本で一番大切な課題とは到底思えないからです。

実行されていないことも多い (ネムチー・東京・パートナー無・27歳)

今回の選挙は郵政民営化のことばかりになっていますが、私個人はどちらでもよいと思っています。それより、年金など大切なことがいっぱいあります。小泉首相は実行力があると言われていますが、実行されていないマニフェストも数知れず。小泉首相が勝っても日本の政治が良くなるとは思いません。

2日目の円卓会議の議論は...

与野党とも反対するテーマを掲げた

このサーベイが1位になっていることが僕には驚きでした。今回の選挙は有権者の関心が高いという世論調査の結果を実感しました。

さて小泉さんが勝てば日本の政治は良くなるのかという問いかけには、3分の2の方が否定的です。多くの方に共通している理由は、今度の総選挙を郵政改革選挙と言っているが、果たして郵政改革だけが日本の問題なのかというところにあります。

たしかにそれも一理あります。年金問題もあるし、少子高齢化問題もあるし、公務員の削減問題もあります。それに外交では北朝鮮の核問題、拉致問題、それに中国や韓国との歴史問題や靖国問題などなど。それに国の借金問題もあるでしょう。

でも郵政民営化の問題は、与党・自民党と野党・民主党に刃を突きつけたという意味で画期的な問題だと思っています。自民党にとっては、特定郵便局という全国郵便局の4分の3をしめる集票マシンを守るか守らないかという問題であり、民主党にとっては郵政公社労組を守るか守らないかとい問題であるからです。すなわち与野党とも反対するようなテーマを掲げたこと自体が画期的だと思うのです。

もちろんこれが「改革の本丸」なのかどうかは議論があるところでしょう。しかし少なくとも多くの国民が選挙に行こうと思っているところに意味があるようにも思います。一部には、小泉さんのワン・フレーズ・ポリティックスで国民が考えなくなっているという指摘もあります。たしかに首相には説明責任を果たしていないと思われる発言が多々ありますが、だからと言って有権者が思考停止だと言うのは、ちょっと有権者に失礼な話ではないかとも思っています。

劇場政治と言われようが何しようが、少なくとも政治をいささかでも面白くした総理という意味では小泉さんの功績は大きいと思いますし、ここで国民が小泉さんを「信認」した形になれば、日本の政治家も変わっていくのではないでしょうか。閉塞感の強かった政治を変えるという意味で、僕は良くなるというほうに一票を投じたいと思います。

さて野党民主党の岡田さんは「政権を取れなかったら代表の座にとどまるつもりはない」と見得を切ってしまいました。もし民主党が政権を取ったら、日本の政治は良くなるでしょうか。皆さんのお考えを聞かせてください。

藤田正美
『ニューズウィーク日本版』元編集主幹


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