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第56回(1) 2007/02/13
「裁判員制度」とは
【 IDOBATAYA さん(東京都/33歳/男性)からのギモン】
「裁判員制度」について、なぜこんな制度が始まるのか、従来の制度ではなぜいけないのか、という質問をいただきました。今回は、これを考えましょう。
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関心が低い「裁判員制度」
産経新聞や地方紙が、裁判員制度に関するシンポジウムを開く際、お金を払って参加者を集めていたことがわかりました。政府のやらせタウンミーティングを批判していた新聞各社が、一転して自社の「やらせ」を紙面でおわびする事態になりました。でも、参加者が集まらなくて困るほど、「裁判員制度」についての国民の関心が低いのですね。もうじき、あなたも裁判所に呼び出されて、裁判員をつとめることになるかも知れないのですが。
内閣府は去年暮れ、裁判員制度について世論調査しました。その結果、80%の人が、制度開始を知っていました。しかし、「義務であっても参加したくない」人が34%にも達しています。「あまり参加したくないが、義務であるなら参加せざるをえない」人が45%。合わせて8割近くが消極派なのです。
制度について関心のない人が多く、できれば参加したくない人が多数。それなのに、なぜ、こんな制度がスタートするのでしょうか。
裁判員制度は、2009年度から……
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