|
サイトマップ
|
お問い合わせ
|
ewoman検索:
>>> 旧リーダーズ/メンバーからの移行登録について
働く人の
円卓会議
人から学ぶ、
人と学ぶ
表参道カレッジ
国際女性
ビジネス会議
佐々木かをりの
win-win対談
ホーム
>
ニュース@
>池上彰の『解決!ニュースのギモン』
第38回(4) 2006/09/05
「デフレ脱却」とは?
ページ|
1
|
2
|
3
|
4
|
バックナンバーを見る
<3ページ目からの続き>
「物価の伸びが力不足」?
デフレ脱却宣言を目論んでいた内閣府は、この調査結果に、いささか当惑気味です。「消費者物価が順調に上昇を続けているので、もはやデフレとは言えない。それだけ日本経済は復活した」と宣言したかったのに、物価があまり上がっていないという結果が出たからです。
この当惑ぶりを、ある新聞は、「物価の伸び力不足」という見出しにしました。私たちのこれまでの常識では、物価の「伸び」(上昇)は困ったことのはずです。それが、物価があまり上がらないことを「力不足」と嘆く記事になっているのですから、おかしな気がしますね。「もっと物価が上がってほしい」という気分がにじみ出ている記事なのです。
「良いデフレ」と「悪いデフレ」
でも、日本経済が復活し、成長を続けていることは事実です。それなのに物価が上がらないのは、最新技術を使った新製品の値段が下がっていることや、中国から安い商品が輸入されていることなどが原因です。
これは、景気が悪いから値段が下がっているわけではないので、決して悪いことではありません。デフレに「良いデフレ」と「悪いデフレ」があるとするなら、これは「良いデフレ」ということになります。
しかも、物価の上昇率がマイナスに転じたわけではなく、ゆるやかに上昇を続けている事実に変わりはありません。
というわけで、一時は「デフレ脱却宣言はむずかしいかな」と考えた人たちも、気を取り直して、9月中に「デフレ脱却宣言」に踏み切ることになりそうです。そして、「デフレから脱却できたのは、小泉内閣の政策が正しかったからだ」と自画自賛することでしょう。
しかし、デフレ脱却が、果たして小泉内閣のおかげなのかどうか、という点は、評価がむずかしいところがあります。
政府の政策によって景気がよくなったというよりは、個別の企業が努力したから、全体としての景気もよくなったという側面が強いからです。小泉内閣が、何も景気対策をしてくれないことに危機感を抱いた企業経営者たちが、必死の努力でリストラを進め、その結果、日本経済がよくなったとも言えます。その意味では、「景気回復は小泉内閣のおかげ」と言うことも可能ですが。
前のページに戻る
この記事を始めから読む
池上彰の
『解決!ニュースのギモン』
今週のギモン
バックナンバー
池上彰さんとの対談
〜ニュース@トップページ〜
・
池上彰の
『解決!ニュースのギモン』
・
現在進行中のサーベイ
・
イー・ウーマン編集デスク
・
ニュースヘッドライン
・
PHOTOリポート
「詳しくはこちら」
イー・ウーマンサイトトップページ
メロンリペア
15万箱 突破!
抗酸化サプリメント
アクション
プランナー
時間が見える大人気の手帳
イー・ウーマンに
依頼する
働く女性の調査
マーケティング
ブランディング
コンサルティング
講演・研修のご依頼
メディア掲載一覧
取材のご依頼
asahi.com
私のミカタ
佐々木かをりの
ブログ
佐々木かをりの
Twitter
©2000-2009 ewoman,Inc.
|
個人情報について
|
利用規約
|
各種お問い合わせ・お申し込み
|
会社概要
|