
ユニークな標識と「カンガルー・バー」
標識でユニークなのが、カンガルーやコアラ、牛などの絵が描かれた黄色い標識です。
「動物の飛び出しに注意」という内容を示すもので、描かれている動物が生息する地域ということでもあります。
この標識があるエリアでは、クルマと動物の衝突事故が後を絶ちません。標識を目にしたら、必ず徐行運転を。
思わず「日本にいるのでは」と錯覚を起しそうなぐらい、右を向いても左を見いても日本車が走っています。日産、トヨタ、ホンダなど、それらの多くは数年前の古い年式のものです。初めてオーストラリアに来た日本人には、ちょっとした驚きのようですが、同時に親近感を持ってもらえるようです。
ただし、日本で走っているクルマと大きく違う点が一つあります。それは、クルマのフロント部分を覆うように取り付けられたバンパーです。これは「カンガルー・バー」といい、道路に突然カンガルーが飛び出し、衝突したときの衝撃を和らげるためのものなのです。カンガルーは想像以上に大きいので、カンガルー・バーがないと、クルマはかなりのダメージを受けます。

制限速度は、市街地では50キロメートル、高速道路では100キロメートル、見通しのよい道路では70〜80キロメートル、学校の近くでは20〜40キロメートル。
日本ほどの渋滞はありませんが、シドニーの都市部は時間帯により渋滞します。