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第6回 青木マーシアさん
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「トゥイティー」と「ハローキティ」のコラボレーション |
進藤 |
青木さんには男の子のお子さんがいらっしゃるんですよね。おいくつですか? |
青木 |
7歳です。今、小学校2年生ですね。 |
進藤 |
そうすると、年齢的にキャラクターに夢中になる時期なのですか? |
青木 |
そうですね。私の仕事が関係しているのか、キャラクターは良く知っていますし、テレビも良く見ています。 |
進藤 |
まずは私も子どものころ夢中になったキャラクターに関係する青木さんのお仕事、ライセンシングビジネスの内容について、伺いたいと思います。
キャラクターのライセンシングビジネスという仕事について、どういうお仕事なのかというところから伺ってもいいですか?
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青木 |
簡単に言うと、「ライセンシング」とは、基本的には知的所有権を元にして、それを管理していく仕事です。
最近私が担当した仕事を例として挙げると、ワーナーのキャラクターのトゥイティーと、サンリオのキャラクターのハローキティを一緒にして、「トゥイティー&キティ」という新しいプロパティを作りました。 |
進藤 |
アメリカのタイムワーナーと日本のサンリオのコラボレーションですね。それをつなぐのが青木さんの役割ということですか。 |
青木 |
そうです。キャラクターにはリテール分野、メディア分野、出版分野、プロモーション分野、商品分野などが絡んできますが、あるキャラクターをこれらの分野全般から見た時に、どんな仕掛けをしたらビジネスとして広げられるか、と考えます。ブランドを育成しながら、版権も管理する、というのがライセンシングという仕事です。 |
進藤 |
これまでなら、ハローキティはサンリオ、トゥイティーはワーナー、だったのが、その垣根を越えてジョイントできるようにする仕掛け人、ということですね。
ライセンシングという仕事は、新しい分野ですか。 |
青木 |
いえ、今までもありました。日本では、版権管理という言葉でみなさん親しんでいると思います。 |
進藤 |
たとえばその、ハローキティとトゥイティーの場合、2つのキャラクターをどうやってつなげていくんですか? |
青木 |
サンリオさんのハローキティは日本国内、また海外でも非常に人気のあるキャラクターですし、トゥイティーも海外では本当に強いキャラクターです。この2つが一緒になった時にはどういう環境になるのか、ということを考えます。ストーリーも。 |
進藤 |
ストーリーといいますと? |
青木 |
私たちはバックストーリーと呼んでいますが、そのキャラクターがどこで生まれて、どういう生活をして、ということです。 |
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