
純血種なら性格の予想がつく(syura・神奈川・パートナー有・43歳)
ミニチュアダックス2頭、白猫1頭、一緒に住んでいます。犬は、ブリーダーさんを探して、市価の半額以下で譲っていただきました。猫は、レスキュー団体では、条件で落とされてしまって(共稼ぎ、小さい子どもがいるとだめ)、もらえなかったため、友達つてで探して、高速道路を飛ばして、拾われてきた子をいただきました。高級かどうかの分かれ目は、お金の多寡の話かも知れませんが、生き物を飼うということは食べ物や排泄物の世話をする、ということなので、ステイタスとは考えにくいです……。世話をしないで、散歩だけするのなら、ステイタスになるかもしれませんが(笑)。そういえば、犬は血統書つきしか飼ったことがありません。皆室内犬にしてしまうので、ライフスタイルに合うかどうか検討しないと飼えないからです。純血種ならば、性格の予想ができますので。でも、下の子どもも大きくなってきたので、もうどんな犬でもよいかもしれません。家などの環境が整ったので、共稼ぎでなく家にいられるのであれば、保護預かりなどのボランティア活動なども、してみたいものです。
ステイタスとしてペットを飼っていた知人(kyoko-o-55・兵庫・パートナー有・28歳)
私自身、高級ペットとはどのようなものを指すのか今ひとつピンとこないのと、ステイタスとしてペットを飼うなんてこと、考えもしなかったのでNOです。でも、知人に、ペットをステイタスと感じている人がいたことを記憶しています。その人はチャンピオン系の血統のパピヨンを飼っていますが、その子は人を見れば獰猛に吠えるし、飼い主がそばにいないと暴れるが飼い主が来ると静止します。一日中寝ていてお散歩にも行くのをいやがり、奥歯を抜いてしまったため柔らかいものしか食べない、などと、なんだかアンバランスです。でも飼い主は「うちの子は有田焼のお皿じゃなきゃ食べないのよ」とか「パンは○○(有名店)の食パンしか食べないのよ」など楽しそうに話します。そして車に弱い子らしく、短時間ドライブでもよだれを垂らして目を半開きにしてぐったりしてしまうのに、どこへでも連れて行っています。嘔吐をしたらしたで「うちの子は虚弱なのよね、家から出ないから」と、そこらの犬とは違うのよと言わんばかりのセリフを言います。そんなに親しくない人なので、あまり強くは言えないけれど、犬があまりにもかわいそうで、何度か口出ししました。が、飼い主本人は自分の行動にいささかも疑問を感じていないようなので、話が通じませんでした。こういう人はペットをステイタスと感じているんでしょうね。ここまでひどい例は少ないかもしれませんが、最近は本当にペットに対する見方が変わってるなぁと思います。
本当にペットが好きな人は(ふろすと・兵庫・パートナー有・43歳)
ステイタスのためにペットを飼う人より、家族同然の存在としてペットを飼う人の方が多いと思います。その人にとって、「高級かどうか」「流行の品種かどうか」よりは、「可愛いと思えるか」「一生つきあえるか」の方が大事なのではないでしょうか。気に入ったペットがたまたま「高級」な場合もあるでしょうが、本当にペットが好きな人は、ステイタスでは選ばないと信じています。
高級でも安価でも、命は命(Avi・長崎・パートナー有・32歳)
私の考えではNOです。高級だろうが、安価であろうが、拾ってきたタダの子でも命は命ですから。でもステイタスとして買われても、ちゃんと愛情を持って飼っていらっしゃるのならそれはそれでOKかと思います。ただ最近はペットに対して愛情があっても、接し方がちょっと共感できない方々が増えてきている様に感じるのも事実です。このテーマとはちょっと離れるのですが、例えば動物病院の待合室で平気で犬を放されてる方、他の人のキャリーに勝手に触れたり、あるいは開けて触ろうとする方、「可愛い」のはわかりますが、そういう行動は控えて頂けたらと願っています。
みかん園に捨てられていく高級ペットたち(みんつ・愛媛・パートナー無・37歳)
うちのみかん園に昔は野うさぎがいましたが、今は野良猫や野良犬が増え、野うさぎはいなくなってしまいました。シェットランドシープドッグが流行った数年後にはシェッティ風の野良犬が増え、アメリカンショートヘアが流行った後にはアメショー風の野良猫が増え、「野良」といいながら高級感が漂っています。ハスキー風の野良犬が増えた時は群れで走り回って怖かった。高級ペットを飼ってた皆さんは山に捨てに来てるんだろうけど、そこにも人は住んでいます。ステイタスは飼い方のマナーに求めてもらいたい。
野生の親子が引き離されて……(ラムネ&タマ・神奈川・パートナー有・35歳)
ついこの間まで、中型インコの飼育を検討していました。しかし、某局の番組で日本のペットショップに並ぶ動物達の中にも、ブリーディングではない野性の親子がひきはなされて連れてこられる実態を見ました。お店に1羽あるいは1頭いるかいないかの動物達。番組のゲストが「何週間も売れずにどんどん大きくなるのを見て、自分が購入したらこの狭いケージから出してあげられると思っていた。しかしこの子を買えばまた他の親子が引き裂かれる」と語り、鳥類にも同様のことがいえるのではないかと思ってやめました。家族として動物と共存することはとても貴重な経験です。珍しい種類の動物はブランドバッグなどと異なり、ただの自己満足として手に入れるには適当だとは思いませんし、それをステイタスとしてメディア等でとりあげることは、望ましいことではないと考えます。