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サーベイ

2005/5/23(月) - 2005/5/27(金)
1日め:テーマの背景 | 2日め | 3日め | 4日め | まとめとリポート
5日め

テーマ謎のピアノマンが誰か、知りたいですか?

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凡例
キャスター
若林邦彦
若林邦彦 『報道ステーション』チーフディレクター

ピアノマンのニュースからテレビのニュースをどんな風に考えるのか、1週間、とりとめもなく考えてきました(いやはやまったくとりとめがなくてすみませんでした)。みなさんの投稿を読んだり、実際のピアノマン情報……

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これまでに届いているメンバーからの投稿

YES

答えはドラマチックなものがいい(Availability・愛知・パートナー有・30歳)

知りたいです。疑問を投げかけられると答えが知りたくなるのは自然なこと。この世の中に知人がいない人などいないと思うから、1ヶ月たった今でも素性が分からない彼を見て、本当に未来から来た人じゃないかと感じてしまう。答えはドラマチックなものがいいけれど、彼がどこの誰であろうと、ドラマチックな演出で報道されるのでしょうね。ただ、こんな素敵な話も、しばらくすれば過去記事になってしまうと思うと寂しい気がします。そこそこのイケメンで影のある男、そしてこれだけ報道されれば、彼のファンはすごいでしょうね。

謎を秘めているから魅力的(binko・大阪・パートナー有・43歳)

謎のピアノマンだから話題になるのです。これが謎のウクレレとかギターとかなら、こんなに話題にならないと思います。最近の曲ではなく、クラシックを上手に弾き、紳士の格好で、若くて顔も悪くない男性だから、また、プロ並みの腕前を持ちながら、世間では無名であることから、まさしく謎の魅力をたくさん秘めていることに話題があるのです。映画にある、現代の「海の上のピアニスト」のような人かもしれないと密かに思われる節も……。夢があるではないですか……。夢のある話題は大好きです。

ニュースバリューとは別の問題(ドクトル・シマコ・京都・パートナー有・24歳)

正直、気になります。でも、だからといってニュースバリューがあるというのではないと思います。新聞記者をしている大学時代の先輩と最近、ニュースバリューについて話したことがありました。彼の考えでは、ネット上の新聞記事のアクセス数もその記事の価値を反映するとのことでしたが、わたし自身はアクセス数はただの野次馬根性のあらわれだと思っています。「謎のピアニスト」記事のアクセス数はそれこそ桁違いだったことでしょう。しかし、本当のニュースバリューとは何かと、考えさせられます。

NO

もっと有意義な報道を(ちぇりい・埼玉・パートナー有・44歳)

ピアノが弾けて白人でちょっとイケメンなのでロマンチックな匂いがしてマスコミが飛びついたという感じでしょうか。でもわざわざヨーロッパまで日本人が取材しにいかなければならないのかは疑問ですが。(前にテレビ朝日が、日本人がたくさんだまされているオーストラリアの宝くじの会社を取材したときは、おっ! スクープだ! と思いました)。この手の行方不明者なら、4年前くらいに香港から家族と出国してシンセンで行方不明になった知的障害者の少年を、日本のマスコミが総力をあげて探してあげたりなんかしたら、日中友好になるのではないかと思った次第です。

話題としてニュースを消費することの残酷さ(summerstar・沖縄・パートナー無・34歳)

ピアノマンが誰かは特に知りたくないですが、風太のニュースは時々見ます。気持ちが和むからです。動物のニュース以外になかなか心が落ち着くニュースが少ないですよね(NHKなどは小川とか花とかそういうニュースを良く流す気がしますが)。ただ、当の動物にストレスを与えるような報道、取材は止めてほしいと思います。また、鯨のニュースのときに思ったのですが、その鯨がどうして死んでしまったのか、そういったことをなくすために私たちに何ができるのか、そういった視点のニュースはなかったですよね。そう考えると話題としてニュースを消費することがとても残酷なことのように思えます。

節度を保った取材を(ぐーすか)

最初にニュースで聞いた時に、何かのトラウマで彷徨っているなら気の毒だな、ニュースで取り上げられることで身元が判って無事に帰れればいいなと思ったくらいで、後はぜんぜん興味がわきません。マスコミがどんどん勝手にニュースをつくっているようにも見えて、昨日など放送しているのを見てもすぐに他のチャンネルの他のニュースを見てしまいました。話題として知りたい程度の欲求のために、報道被害者を作るなんて馬鹿なことしないで、節度を保って取材して欲しいです。

視聴者のニーズと、ニュースの作為(三和子・埼玉・パートナー有・32歳)

「本当は一体誰なのか」知らなくてもいい、と思いながらも、興味津々で様々な憶測を眺めているような気がします。ライブドアの堀江氏が騒動の最中、ニュースの取り上げ方や執筆の仕方に、受け取り手に特定のイメージを強要する作為を感じる、という趣旨のことをよく仰っていましたが、その取捨選択の過程をどう評価するかという自由が与えられている点も、受け取り手から見た「報道」だと思いますし、特定のニュースが誇張されることはある意味需要があるからだと思います。おっしゃられるように、人間ってなんだろう……と受け取り手が想像を巡らせてみたいのでしょう。ピアノを何時間も引き続けること、切り取られていた洋服のタグ、びしょ濡れでタキシードを着ていたことなど、できすぎた話とも思えるような詩的な設定について、誰もが自分のドラマチックな憶測をめぐらせて見たい、という需要に彼の存在がうまく合致したのだと思います。

昨日までのみなさんの投稿を読んで

「メディア・リテラシー」の大切さ

ピアノマンのニュースからテレビのニュースをどんな風に考えるのか、1週間、とりとめもなく考えてきました(いやはやまったくとりとめがなくてすみませんでした)。みなさんの投稿を読んだり、実際のピアノマン情報の動向をさぐったりして、一番強く思ったことは、要するに、人にはそれぞれの考え方や感じ方があり、あるニュースを見るのも見ないのも自由だし、共感したり反発を覚えるのも自由だということでした。答えはひとつではないし、絶対的な正解というのもない。僕はそのことが、テレビのニュースと付き合ううえで、結局一番大切なことではないのか、と思っています。

テレビメディアと自分との距離感をどうとっていくのか、これは狂ったような情報過多時代の今の世の中にあって、なかなか難しい課題です。でもテレビニュースの伝える情報に一方的に支配される人なんて、2005年5月現在、もう日本中どこを探してもいないのではないでしょうか。ある場所にある人が住んでいてあるテレビニュースを見ている。あるニュースを見て激しく心を揺り動かされることもあれば、あるニュースを見てそこに制作者の押し付けや欺瞞を感じたりすることもある。こんなニュース、まったく興味がないと思うこともあるし、このニュースをもっと伝えてほしい、もっと知りたい、と思うこともある。僕はそれでいいのだ、そのままでいいのだと思います。何が正しくて何が間違っている、ということではないのです。

テレビというのは制作者の意図とは別にいろいろなものを映し出すメディアです。テレビ画面の四角い枠の中には、思いもかけない情報が溢れ出していることがよくあります(それは本当にびっくりするくらいです)。ニュースの伝え手が深刻な表情で深刻なコメントをしても、テレビ画面には本当の深刻さは全く映し出されていなかったり、短いインタビューの中のほんの小さな沈黙がその人の人間性の奥深い善なる部分を映し出していたり、具体的な例をあげればきりがありません。

見ている人々は、それをはっきりと自覚して感じ取っている時もあるし、まったく自覚せずに、例えばテレビ画面に出てくる人に対して「あの人、なんか胡散臭そうで好きになれない」とか思ったりするのです。僕はテレビのニュースはそんなふうに楽しんでしまえばいいのではないか、と考えています。そして、今回の投稿を見る限り、みなさんはもう自然にそういうことをやっているし、そのことがかなりはっきりと身についているのだとはっきり感じました。難しい言葉で言えば、メディア・リテラシーというやつですね。

京都のドクトル・シマコさんは「本当のニュースバリューとは何かと、考えさせられます」と書いています。ニュースバリューとはなにか……僕にとってそれは永遠の答えの出ない大問題です。ニュースバリューとはその人その人によってまったく違うものだし、明確な基準などどこにもないものではないかと思います。それでも、「おい、あんた、実際にニュース番組を作っているのだろう? 答える責任があるぞ、わからないって言ったってそれでもなにがしかの基準はあるだろう?」と重ねて問われるのなら僕はこんな風に答えるかもしれません。「あえて言うなら、想像力がいろいろな形で刺激される出来事、つまり人間という動物がどういうものなのかなんとなく考えさせられる出来事、というのが僕のニュースを選ぶ基準です」と。

広告批評の天野祐吉さんはこんなことを前に言っていました。「テレビは社会に向けて開かれた窓である。僕らは家に居ながらにして、テレビという窓を通していろんなものを見ることができる。だからテレビというのは、ニュース番組だけがニュースなのじゃない。歌番組であろうとドラマであろうとバラエティーであろうと、すべてテレビの窓に映っているのはニュースであり、ニュース番組なのだ」。これ、本当です。全くその通りだと思います。ピアノマンニュースを見るのもいいし、見ないのもいい。支持するのもいいし、批判するのもいい。ただ見るだけじゃなくてそのあとに時々、ほんの少しだけ自分の頭で考えたり想像したりすればそれでいいのです。僕は個人的にはピアノマンニュースも風太の直立も、大好きなニュースでした。いろいろなことを考えさせられるニュースだったから。

というわけで、とりとめもない雑然としたこのサーベイに最後まで付き合っていただいて本当にありがとうございました。毎回思いますが、僕のほうが勉強になりました。また機会があれば会いましょう。

ところで、ピアノマンは本当に一体どこの誰なんでしょうかね。愛知県のAvailabilityさんの「未来から来た人じゃないか」という説、僕は一番好きですね。

若林邦彦

若林邦彦

『報道ステーション』チーフディレクター

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