自分で考え、自分で選び、自分で行動する。意志のある人たちが集う“場"それがイー・ウーマンです。 サイトマップお問い合わせ| english
ewoman検索: 過去のサーベイ検索
HOME CAREER@ NEWS@ MONEY&REGAL BODY@ SOCIETY@ ACTIVE LIFE@ 6ジャンルについて
>>> 旧リーダーズ/メンバーからの移行登録について
イー・ウーマンとは
参加する
円卓会議 働く人の
円卓会議
表参道カレッジ 人から学ぶ、
人と学ぶ

表参道カレッジ
国際女性ビジネス会議 国際女性
ビジネス会議
読む
winwin対談 佐々木かをりの
win-win対談


ホーム > サーベイリポートデータベース

ewomanサーベイリポートデータベース

サーベイ

2004/10/11(月) - 2004/10/15(金)
1日め:テーマの背景 | 2日め | 3日め | 4日め | まとめとリポート
5日め

テーマ犬と猫では、犬のほうが好き?

投票結果 現在の投票結果 y65 n35 これまでの投票結果の推移
凡例
キャスター
若林邦彦
若林邦彦 『報道ステーション』チーフディレクター

犬と猫の話からテレビニュースの嘘について話そうと考えてみたこのコーナーもついに最終回になりました。 あまりにもわかりやすく単純にレッテル貼りをして分類化する、という考え方はテレビの本質に関わるこ……

コメントの全文を読む

これまでに届いているメンバーからの投稿

YES

ニュースはある意味、猫?(アルトサックス・埼玉・パートナー有)

断然イヌ派です。特に大型犬が好み。小さな事には動じず、けれどもイザとなると迫力有り。でも飼い主には「撫でて、撫でて」と言わんばかりに、おなかを見せてひっくり返る素直な性格。もしかしたら、なりたい自分を犬に求めているのかもしれませんが。

ニュースにはある意味、猫的な気まぐれさがあるように思います。自分が見せたい状態だけを見せて、さっとどこかへ行ってしまうような……。見ているのは常に物事の一部であると思っていないと、振り回されてしまう気がします。

性格上、見たままを信じていたけれど(fourleaf clover・愛知・パートナー有・33歳)

わたしは単純で信じやすい性格なので、テレビニュースは見たままを信じているように思います。バラエティー番組は最近、あれもこれもやらせでは……と裏側が気になるのですが。

しかし見たままを信じてしまうだけでは、少し怖い気がします。戦争などでの情報操作のように、優勢だと思わせるため、良い情報だけを流すということもあるかもしれないので、自分なりの考えを持って見ることも大切ではないか、と思います。

収録当日に居ない司会が編集後には居た(タッキー5号・千葉・パートナー無・35歳)

ほほ〜っ、テレビのうそですか! わたしもそれは27歳ぐらいで体験していますので(収録当日に居ない司会進行役を編集で使ったりして)、今の番組も実際は何時間もかけているのでしょうが、つまらない箇所はバッサバサ切り刻んでいますね。猫よりは犬の方が室内で飼うには良いでしょうね。爪削らないし、なついてくれますから(犬と100%近く仲良くなれる自信が有ります)、盲導犬になるほど賢いし。

良いことの裏には、悪いことがある(靖・東京・パートナー無・32歳)

個人的には犬が好きです。理由は「なんとなく」ですが。関東圏で言えば、東京に高層マンションが建ち、それが安いとなれば通勤等に便利な東京に人が集まる。しかし、東京は犯罪が多く、住環境も郊外に比べれば圧倒的に悪い。学校のグランドがアスファルトなのは、グランドの粉塵が周囲に舞い、苦情の原因になるから。そんな感じで、良いことの裏には悪いこともあります。しかし、そのどちらかをマスメディアは記事にする傾向があると思います。

NO

ニュースは、根本を知る材料(Avi・長崎・パートナー有・31歳)

物心付いた時から猫と生活を共にしてますから猫派ですが、犬も大好きです。レッテルと言えば、人が猫の悪口を言う時、「犬は遊びたい時に遊べるけど、猫はワガママで自分の気が向かないと遊ばない。勝手よね」という理由だと、わたしは逆に「あ、この人は人間関係の中でも自分の都合を優先する人だな」ってレッテルを貼ってるかもしれないですね。

犬は主従関係、猫は親子関係を飼い主と築きます。根本が違いますので、比べようがないですね。ニュースもそうです。信じるとか信じないとかより、根本を知りたいと番組の中で模索します。理解できなければ他局のニュースと比較します。わたしにとってニュース番組は根本を知る材料です。

本心とは違う演技をした気分(にゃんたん・千葉・パートナー有・32歳)

どちらも好きなので回答としてはNoになるかと思ったのですが、ニックネームからすると猫派なのでしょうか?(笑)

テレビの出演とまでいかないのですが、先日、映っていたことがあります。ある子育て関係の集会でのことなのですが、小さい子を連れている親子、という求められる「絵」になっていたようでした。カメラが回っているのがわかり、勝手に映すな、という気持ちのほうが大きかったのですが、「絵」も必要だよなというのも理解でき、そのまま映ってしまいました。その後(案の上)「テレビに映ってたよ」と声をかけられました。本心とは違う演技をした気分です。

昨日までのみなさんの投稿を読んで

想像力を働かせて、テレビと付き合ってください

犬と猫の話からテレビニュースの嘘について話そうと考えてみたこのコーナーもついに最終回になりました。

あまりにもわかりやすく単純にレッテル貼りをして分類化する、という考え方はテレビの本質に関わることだ、と僕は考えてこのコーナーを始めました。まあ、もっと言ってしまえば、それは人間の本質に関わることですよね。

人間はレッテル貼りがけっこう好きだし、テレビもレッテル貼りが大好きだから、そういう意味で、テレビというメディアは逆に「人間」を描くことに優れたメディアであるという褒め方もできるわけです。

でもやっぱり、それと同時にというか、だからこそ、テレビはものすごく間違いを犯しやすいメディアであることも確かだと僕は思うのです。

 

千葉のタッキー5号さんの驚きのテレビ体験は実に象徴的な出来事です。ある番組の収録当日にいなかった司会進行役が、実際の放送ではあたかもその場にいるように編集されていたそうですが、これは相当にむちゃくちゃですよね。

犬と猫のインタビューと似たような話をひとつ。

ある日、中日巨人戦があったとして、12対2で中日が勝ったとします。これをニュース番組で1分のVTRに編集したとします。巨人が2点入れたシーンを中心に編集していけば最初の50秒まで、ああ巨人が勝ったんだな、と皆さんは思い込むわけです。

ところが51秒目に、お通夜のような暗いトーンのアナウンサーのこんな言葉が耳に飛び込んできます。「しかし……」。最後の結論はこうです。「中日の圧勝でした」。え? え?そうだったの?

テレビの世界においては、そんな作為的編集をすることもすごく簡単なことなのです(実際はしませんけれどね)。

たとえば、あなたは新聞の活字はにわかには信じられなくても、テレビの生中継やVTRで映されている実際の現場をテレビ画面で見ることができれば、それは真実である、というふうに思うでしょうか。

僕はそれは事実の一断片であるとは思いますけれど、すべての真実が生中継やVTRの中にあるかと言うとまったくそういうものでもなく、そこにある真実を読み解くのは、結局は現場にいる人間やそれを見ている人たちの想像力だ、と思うのです。想像力だけが、これからのテレビを救うといってもいい、とさえ僕は思っているのです。

もっと言えば、事件の被害者や加害者や目撃者でさえ、その事件の真実がどこにあったのかまったくわかっていない、ということさえあるのですから。

話が少々理屈っぽくなってきました。

僕が皆さんに少しでも伝えたいと思ったのは、テレビもテレビニュースもそういう不完全な営みの中から生まれてくるものなのだ、ということです。決して開き直りではなく、テレビというのは得意な分野と不得意な分野がはっきりしている、意外に不完全なメディアなのだ、ということなのです。

そんなことを少し知ったうえで、皆さんの想像力を働かせてテレビと付き合う、ということは、あまりにも情報の溢れすぎた世界の中で、溺れないための確かな力となるはずです。

それでもテレビにはいいこともたくさんあるし、テレビだってまだまだ捨てたものじゃない、と僕は思っています。これからのテレビニュースは「正直さ」や「誠実さ」がキーワードになると考えていますし、ただただ扇情的に面白おかしく放送して、視聴率さえよければいいんだ、なんていうスタッフはむしろ少ないのが実態です。

というわけで1週間付き合ってくださった皆さん、ありがとうございました。ほんのちょっとでもテレビの裏側を知ってもらえたのなら、それだけでいいような気もします。

もし報道ステーションのスタッフが街角であなたを突然捕まえて「あなたは犬が好きですか? 猫が好きですか?」と尋ねてきて、もしあなたがその時約束に遅れそうでなかったら、ちょっと立ち止まって、あまり気構えずに正直に本音を普通に答えてください。その答えはきっと短くはなるけれど、「猫が好き!」あるいは「犬が好き!」あるいは「アリクイが好き!」というメッセージが、あなたの表情や喋り方やニュアンスと一緒に、けっこういろんなものを伝えると思うのです。テレビってそういうメディアです。

ちなみに僕は犬も猫も両方とても好きですが、今、僕の身近に小さな猫がいたりするので、「猫」と答えると思います。

若林邦彦

若林邦彦

『報道ステーション』チーフディレクター

e-shop
メロンリペア メロンリペア
15万箱 突破!
抗酸化サプリメント
アクションプランナー アクション
プランナー

時間が見える大人気の手帳
ビジネス
イー・ウーマンに依頼する イー・ウーマンに
依頼する

イー・ウーマン調査 働く女性の調査
マーケティング&ブランドコミュニケーション マーケティング
ブランディング
コンサルティング

講演・研修のご依頼 講演・研修のご依頼
メディア掲載一覧 メディア掲載一覧
取材のご依頼 取材のご依頼
リンク
ワーキングウーマンの意識調査 asahi.com
私のミカタ
佐々木かをりのブログ 佐々木かをりの
ブログ

kaorisasaki twitter 佐々木かをりの
Twitter

 ©2000-2009 ewoman,Inc. 個人情報について利用規約各種お問い合わせ・お申し込み会社概要| english