
大臣には、適正と経験が求められない?(星みづき・東京・パートナー無・39歳)
一般の労働者には適性と経験を求められますが、大臣には「派閥の枠」が適性や経験よりも重くなっているようです。そんな選び方が本当に良いのでしょうか。女性閣僚の登用は、男性閣僚と同様に「適性と経験」が問題になると思います。では今の男性閣僚に本当に適性があるのか、その方面に関して職務経験などがあるのかは疑問です。ただでさえ少ない女性議員の中でも適性や職務経験のある人がいるのか、そこも疑問です。
かつて、科学技術庁の長官によく女性が登用されていました。でもその経歴を見ると「どうしてこの人が科技庁長官なのか?」と疑問を感じることがしばしばありました。今も疑問を感じる女性大臣の登用は少なくありません。自民党は「派閥は解散する」と言っていたことがありましたが、派閥は今もあります。あの発言は何だったのだろうと思わざるを得ません。そして派閥の枠の中で大臣を選択するのが永田町のやり方なのでしょうが、そんな方法は世間では通じません。
ましてや今回の組閣のように「郵政民営化だけを選定基準にした」としか思えない閣僚では、もう日本の政治に期待が持てないことの表れではないかと感じます。
親の威光ではなく、2世自身を見据えるべき(本の虫・千葉・パートナー有・32歳)
大臣の名前は2名程度しかわかりません。大臣が実際どういう仕事をしているのかわからないので、余計に覚えられません。一色さんの“2世が幅を利かす社会はどう?”という問いかけに関してですが、周りの人たちが親の威光ではなく、その人自身をしっかりと見て判断すれば、血のつながりだけで親の地位をそのまま引き継いでいくことにはならないと思います。
親から受け継いだ数=実力?(stardust)
2世が幅を利かす社会は、保守的で家柄に弱い日本人の特性が作り出している社会なんだろうと思います。さらに、政治の世界は「実力=数」で力関係が決まるから、親の基盤をそのまま受け継いだ2世が、中身があろうとなかろうと幅を利かすことができるのでしょう。バカ殿を補佐する老中の図式が通用する世界なのでしょう。法案だって、数が勝れば通ってしまうのです。政治の世界の実力とは……我々が認識している実力と、ちょっと意味が違うのではないでしょうか。
2世が幅を利かす社会は、生きづらい(ゆかりっくす・神奈川・パートナー有・30歳)
2世の人は小さな頃から親のそばにいて、自分で大した苦労もせずに地位やお金を手にしてしまい、そのせいで一般の人とはずいぶんかけ離れた感覚を持ってしまうのではないかなと思います。こういう人たちが台頭してくると、「なんだか世の中おかしな方向に行ってるんじゃないかな?」と思ってしまいます。2世が幅を利かす社会は、生活しづらいなあと思います。