

軍事的な貢献か、医療や福祉といった分野での貢献か(A6M2・愛知・既婚・47歳)
今さら自衛隊派遣は断れないということではないでしょうか。日本は安全保障を米国に全面的に依存し、かつ首都を含む国内各地に米軍基地を提供している「半独立国」です。おまけに中東の原油依存率も高い国です。問題は、米国追従か国連中心かというポリシーを、反テロにすりかえた小泉政権の在り方ではないでしょうか。ただ、わたしは、どちらにしても、イラクにはいかざるを得ない。より軍事的な貢献か、医療や福祉といった分野での貢献かという違いしか出せないということだと思います。
日本の国際協力の姿勢を内外に明らかに(デジトラ)
日本人は平和ボケしているのではないでしょうか? 中東諸国に石油を依存している現状があるにもかかわらず、その国の経済や文化・安全などに直接関与してこなかった。自衛隊派遣を軍事的な理由だけで判断するのは、国際的にどうなのでしょう。国際平和協力のために、早く憲法を改正して日本の国際協力の姿勢を内外に明らかにするべきだと思います。

アメリカへのパフォーマンスでしかない(巽・大阪・未婚・43歳)
「目に見える国際貢献」と言いながら、危険地域に自衛隊を派遣するのを手控えたり時期をずらしたりするのでは派遣する意味がないと思います。かと言って一切不戦を貫くのでもないし、自国民から見てもこの派兵はアメリカへのパフォーマンスでしかないと思えます。有事立法もいよいよ議会に提出されそうだし、小泉首相が戦争好きなのか、国内の数々の赤字や負債が戦争によってうやむやになるのが狙いなのか、その両方なのか。
ちなみにアルカイダが日本へのテロ攻撃を示唆していますが、それがなくても派遣には反対です。今各国の派遣部隊がテロの被害に遭っていますがそれぞれの国でイラクに対する批判でなく派兵した自国政府に批判が多く出ているのも、これが正義の戦いであると信じられない人が多数を占めているからではないのでしょうか。
テロの標的であることに危機感を持つべき(veronique・フランス・独身・30歳)
反対です。トルコがイスラム教徒が多いにもかかわらず、連続してテロ攻撃にさらされたのは、トルコが親米派の政策をとっているせいばかりではなく、現段階で欧米先進諸国のテロ対策の網目をアルカイダがくぐりぬけられないからである、と昨日フランスのニュースで放送していました。
トルコ同様に、日本はテロ対策に慣れていませんし、東洋の国でありながら、西洋に近い国です。現在アルカイダがテロの標的候補として日本を挙げ、警告しているということを現実的にとらえ、危機感を持つべきだと思います。海外へ自衛隊を派遣するということは同時に、テロ警備のために自衛隊員かそれに等しい武力を持った組織を国内に常時配備するということでもあります。日本がそうなってしまうのは、悲しい。
大きな決断、行動は避けるべきではないか(joker1182)
イラク派遣に反対です。取り付く島もないようですが、危ないと思うから。政府は「イラクには安全な地域もある」と繰り返し強調していました。しかし「どこが危険かか安全かと区別できる状況ではない」と指摘するジャーナリストや識者もたくさんいます。同時に、いま自衛隊を送り込んで、どれだけイラク復興のためになるのか、その点も疑問に感じます。テロリストグループを刺激する逆効果と比べたときに本当に賢明なのか。「派遣しないとテロに屈したことになる」という主張も理解できますが、何が正しくて何が間違っているのか、だれが正しくてだれが間違っているのか、これだけ混乱している中で、あまり大きな決断、行動は避けるべきではないかとも思います。
22日、外務省主催のタウンミーティングが広島で開かれました。川口外相は、イラク問題について会場の複数の市民から質問、批判を仰ぎ、ていねいに答えていました。その受け答えには、好感を持ちましたが、心に響く内容ではありませんでした。なぜ物足りないのか? 大局観が希薄なのではないかと思います。「イラクは大量破壊兵器を持っていたのか」とか「アメリカの攻撃を日本が率先して支持する必要があったのか」といった議論を一階層掘り下げて、アメリカ・国連・国際貢献といったキーワードを中心に、日本の外交方針を示してほしい。このい混乱を解消する一歩になるのではないかと思います。
問題は、日本が何をするか?(live)
自衛隊派遣そのものについて賛成か反対かということで論議することではなく、問題は、日本として、何をするのかではないでしょうか? たとえ自衛隊が行ったとして、戦闘行為を行うことと、インフラの整備や物資の支援をするということでは、まったく内容が違ってくる問題であり、それによって現地状況も踏まえて考えるべき問題だと思います。

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