自分で考え、自分で選び、自分で行動する。意志のある人たちが集う“場"それがイー・ウーマンです。 サイトマップお問い合わせ| english
ewoman検索: 過去のサーベイ検索
HOME CAREER@ NEWS@ MONEY&REGAL BODY@ SOCIETY@ ACTIVE LIFE@ 6ジャンルについて
>>> 旧リーダーズ/メンバーからの移行登録について
イー・ウーマンとは
参加する
円卓会議 働く人の
円卓会議
表参道カレッジ 人から学ぶ、
人と学ぶ

表参道カレッジ
国際女性ビジネス会議 国際女性
ビジネス会議
読む
winwin対談 佐々木かをりの
win-win対談


ホーム > サーベイリポートデータベース

ewomanサーベイリポートデータベース

サーベイ

2003/1/13(月) - 2003/1/17(金)
5日め

テーマ北朝鮮の核保有に賛成しますか?

今日のポイント

さまざまな思惑が交錯する世界で日本はどんな態度を貫くべきか。

投票結果 現在の投票結果 y11 n89 これまでの投票結果の推移
凡例
キャスター
水口義朗
水口義朗 コラムニスト

『朝まで生テレビ』や『サンデープロジェクト』の司会をつとめている田原総一朗さんは、わたしと同年で、古くからの友人です。いわゆる、「戦後民主主義」で育った護憲の非戦論の立場です。わたしもこれまで書いたよ……

コメントの全文を読む

これまでに届いているメンバーからの投稿

NO

北朝鮮の核保有についてのみ問うのはおかしい(Takeo)

核問題について問うならば、現実問題として、アメリカ、イギリス、フランス、ロシア、中国などの核保有についても是非を問わなければ、フェアじゃないと思います! 

「大量破壊兵器の査察をめぐって」といった、昨今のニュース報道の表現に見られるように、イラク、北朝鮮は、よほど恐ろしい国だというイメージを、日本人は知らず知らずのうちに植えつけられてしまっていますから。

「北朝鮮の核保有に賛成しますか?」という聞き方だけをすれば、「Yes」「No」の統計を出すまでもなく、賛成する人など、わずかに決まっています。

ならば、アメリカがイラクを攻撃する上で核を使用するのなら、許されるということなのですね?(アメリカが広島、長崎に落とした原爆も「核」ですよ! 

独裁政権下における兵器保有(月夜桜)

どこの国も核兵器は持たないほうがいいと思います。核に限らず、兵器全般に言えることですが、ないほうがいいと思います。とくに独裁政権下では、上の人の意見に対する防波堤が低いと思うので、兵力を使うことについての行動が狂気的な物を帯びそうで怖いです。

核の抑止力(あるばーと・神奈川・既婚・35歳)

核保有には反対。わたしの考えの大前提として、どんな国であろうと核兵器を持つことに反対だからです。北朝鮮に限らず、米国でもロシアでも。

冷戦時代から続いている「核兵器による紛争勃発の抑止」という概念は、文化や歴史を超えて世界共通認識を持ちやすい均衡力であるのかもしれませんが、互いに「オレは強いんだ」と意地の張り合いをしているようにも見えます。とくに北朝鮮が核を持つことについては、米国にとって、とても都合が悪くなるということ。敵対する(と見ている)国が、決定的破壊力を持つ兵器を持つということは、自国が常に危険にさらされてしまうと考えるのでしょう。

逆に北朝鮮にしてみれば、米国が圧倒的な経済力・軍事力を背景とした圧力をかけられれば、ナショナリズムをあおり立てるしかなく、ますます国際的孤立が進んでしまい、結果的に必要な食糧も輸入できない状況に追い込まれて、こうなるきっかけを作った米国に対してますます恨みを持つことになるわけです。

こうなってしまうと、まさに「悪のスパイラル」。原因が経済格差にあるのか、宗教的なところによるのか、さまざまな複合要因があるのでしょうが、まずは人道支援は重要な要素。衣食住が満たされないと、人の心は疲弊します。核兵器に使う金があるのなら、立場の弱い国への支援を実施して、さらにお互いの理解につながるような交流の場や教育を実施すべきだと考えます。

核に頼らずに(MANAMI・東京・既婚・38歳)

北朝鮮に限らず、核兵器は廃絶されるべきだと思います。世界最大の核武装国であり、大量破壊兵器所有国であるアメリカが、大量破壊兵器を持っているからという理由でイランや北朝鮮を非難するのは納得できません。だからといって、北朝鮮が核兵器を保有していいとも思えません。アメリカもロシアも核兵器を廃棄すべきだと考えますし、もちろん日本も所有すべきではないと思います。原子力発電にしても、核廃棄物が増え続けることを考えれば、将来的には、核エネルギーに頼らない方法に切り替えていくことを考えざるを得ないと思います。

アメリカが核を持つのはどうして許されるの?(ANNE・神奈川・既婚・35歳)

常々思っているのですが、アメリカが核を持つことをやめれば、万事解決するように思います。なぜアメリカはよいのですか? 誰かよくわかるように教えて! アメリカが一番の核保有国だと思うし、現在も開発中なのですから。

自国が保有していて、北朝鮮やイラクなどに保有するなと言うのはしょせん、無理な話だと思うのですがどうなのでしょう? わたしは新聞やニュースを見るたびに「反対しているアメリカが一番持ってるだろ! 」と突っ込んでしまいます。

とにかく、どこの国も戦争のための核、あるいはそれに準ずる武器を持つことをやめてほしい。日本は経験を踏まえ、戦争反対をもっと主張すべきだと思います

信頼関係を構築しないような国だから(samin)

反対する一番の理由は、まともな対話が実現できない国、対話の前提となる信頼感構築に向けて、同じ土俵に上がろうと努力をする気配がない国という印象を受けるからです。

わたしが地球一周の船にボランティア通訳で乗船した際、パレスチナ人とイスラエル人が同時乗船した場面に出くわしました。最初は互いに不信感を抱き、まともに話さえできない状態。しかし多くの日本人も参加しながら議論を進めていくにつれて、少しずつ関係がほぐれていき、最後には互いに話をする機会が実現したことを肯定的に受け入れる人が双方にいたように記憶しています。

「初めて敵国の人と話をしたけれど、理解しあえることができるんだ。このような経験ができてよかった」と。もっとも怖いのは、相手を知ろうとする努力なしに、与えられた情報だけで、一方的な視点から物事を判断してしまうことのように思えます。

以前、わたしが留学していたとき、スペイン人の友だちに「日本に友だちができたことで、友だちのいる日本とは戦争はしたくないと思うようになった」と言われたことがあります。世界に友だちがいれば、戦争なんてしたくないときっと思うに違いありません。大事な友人の平和な生活や社会環境、さらには家族や友人の命まで奪ってしまうなんて、友だちとして許しがたい行為だと思うからです。

核保有と人道的支援は別問題(まめむぎ)

北朝鮮にかぎらず、核は地球上にあってはならないものです。ですから、特定の国の核の占有を認めるNPT(核不拡散条約)にもわたしは反対です。

北朝鮮は独裁国家で、大多数の国民がさまざまに苦しめられていることは事実です。ですが、一人の独裁者、少数の特権階級のために、戦争をすることは許されるものではないでしょう。アメリカが核を持っているなら、北朝鮮も持って何が悪いというのは、わたしには当然のように聞こえます。核問題についての交渉をアメリカにさせてはならないと思います。

非核三原則を掲げ、被爆国である日本が、この問題についてリーダーシップをとらずにいることに、とてつもない、いら立ちを覚えます。拉致問題ももちろん大切ですが、核は地球規模で平和と安全を脅かします。

また、この問題と人道支援は別に考えるべき問題だと思います。飢餓や医療の貧困で苦しむ人は、政治とは無関係に救済されるべきです。独裁体制が今すぐになくならないなら、北朝鮮を担っていかなくてはならない多くの国民を支援して、未来をみなくてはならないと思います。20年、30年先のことを考えれば、食料支援が日本にとっても良い結果をもたらす可能性があるのではないかと思います。

隣国で餓死者が出ているのだから(okochi)

北朝鮮だからというわけではなく、どこの国であっても「核を保有することがだめだ」ということを被爆国でもある日本人一人ひとりが訴えていかなければならないのではないかと思う(原爆が落とされた長崎市などを訪れると、本当にそう思う)。

平壌市以外の内部査察、物資の供給も含め、外国人がやれることならば、人道支援は、北朝鮮が核武装したとしてもやるべきなのでは? これだけの餓死者が隣国で出ていることを知りながら、見過ごすことは平和的な観点から人間としては絶対あってはならないことだと思う。

北朝鮮の国民が現状を理解していない(LUNA・北海道・既婚・27歳)

地方の国民が飢餓で苦しみ、厳しい冬を迎えようとしているなか、自国の特権階級のみが裕福な生活をしているなんて、ひどい現実だと思います。

わたしは修学旅行で広島の原爆記念館に行き(現在では撤去されていますが)、被爆者の様子を再現したろう人形を見て、衝撃を受けました。今でもその姿が目に焼きついています。

人間を殺すだけなく、この地球さえも殺すような核を、理性や人権もない国が持つことに不安を覚えます。もちろん、北朝鮮以外にも核を保有している国がありますが、核を外交カードにした国など聞いたことがありません。

今のところ、電力確保のみということですが、いつそれを覆し、武器に転用するかわからない危険性があると思います。それより恐ろしいと思うのは、今回の事態が自国にとってどれだけのダメージであるか、国際社会から非難されているか、核というものがなんであるかを北朝鮮の国民が、知らないかもしれないということです。

世界全体で考えていくべき問題(らびっと・神奈川・既婚・32歳)

まず、核はすべての国、地域、組織に放棄してほしいので、北朝鮮の核保有についても反対です。

核については、北朝鮮がどうという問題ではなく、世界全体で考えていかねばならないテーマだと思います。核抑止力というものは、たしかにあると思いますが、だからといって、アメリカには理性があるから保有してよく、北朝鮮は理性がないから持ってはいけないという話にはならないと思います。

テーマにある3つの問題(核保有、拉致問題、人道支援)で、どれを優先するかは難しいことですが、拉致問題は北朝鮮という国の問題であると同時に、日本の主権の問題でもあるので、おざなりにはできない問題だと思います。即解決は無理でも、常に抗議し、情報を引き出す努力は必要だと思います。

また、飢餓問題。これも重要な問題だと思いますが、単純に食料支援をしてすむことではないと思います。やはり国家の体質を変えていかなくては、根本的に解決しないでしょう。でも、だからといってベトナムのように他国が勝手に新しい制度を押し売りするようなことになってはいけないですが。

昨日までのみなさんの投稿を読んで

人道支援の原則

『朝まで生テレビ』や『サンデープロジェクト』の司会をつとめている田原総一朗さんは、わたしと同年で、古くからの友人です。いわゆる、「戦後民主主義」で育った護憲の非戦論の立場です。わたしもこれまで書いたように、第二次世界大戦のなかで生きのびた少年でしたから、日本は戦争しない国に徹するべきと心に決めています。

その田原さんが、今年元旦の朝6時、『朝まで生テレビ』が終わるや、イラクへ旅立ちました。40時間かけてバグダットへ到着。イラクのラマダン副大統領とアジズ副首相にインタビューできることになったので、突撃取材に出向いたのです。

「日本の企業は、ずいぶんイラクで稼いできた。それにしては、今の日本は冷たいじゃないかと言いたかったので、日本は米英に次ぐ、第三の敵と言ったのだ」とラマダン氏が答えました。

「日本の企業は、ずいぶんイラクで稼いできた。それにしては、今の日本は冷たいじゃないかと言いたかったので、日本は米英に次ぐ、第三の敵と言ったのだ」とラマダン氏が答えました。

「日本の世論調査では、アメリカのイラク攻撃に対して60%が反対していますよ」と田原さんが反論すると、「本当か? 」と驚きを隠さなかったそうです。

お互いが、本当の胸のうちを知り合うことは、国と国との間ではなかなかできません。いかに外交が大切かということです。

みなさんのご意見のなかで、人道支援は行うべきだというもっともなお考えが多数ありました。ヒューマニズムは人間の道です。言うは易く、行うは難しの美徳なのです。

Takeoさんのお考えはもっともです。はっきり言ってしまえば、アメリカ帝国主義は全世界を支配しようとしているわけで、自分はすべてを持っていながら、他人には持たせないという考えです。ローマ帝国が世界を征服していったようなものです。日本とドイツは、IAEAの査察を徹底的に受けています。原子力発電でプルトニウムが生じるわけですが、これは、原発、水爆が作れるから、いつ日本が核武装するのか警戒しているわけです。第二次世界大戦中の連合国は、日本とドイツをいまだに信用していないというわけです。

作家の曽野綾子さんは、もう長い間、個人で人道支援を行っているカトリック教徒です。曽野さんはこう言っています。

「支援をするなら、支援物資とともに現地について行く他ない。飢餓地域では、支援者の目の前で調理し、それをその場で食べさせるのが原則です。人を信じるな、というのが援助の原則なのだ」

「どこに行ってしまうか分からない援助物資をただ送っては人道援助にはならない。とくに弱者向きの食糧や物資や金など、まず相手に渡らず、為政者の懐を肥やすことになるものはない」と断言しています。

石原慎太郎さんが、日本外交協会の援助に激怒したのも、曽野さんが言うように、そこまでやっているのかということです。

マスコミの報道の主流はいま、イラクと北朝鮮問題です。日常生活をいとなみながら、ある無力感のなかにいる良心派の人も多いでしょう。関心を持ち、ニュースの本質は何かをきちんとフォローすることが、誰にでもできる人道支援の第一歩です。

わたしはジャーナリスト、コラムニストとして、何はともあれ、好奇心こそエネルギーの根本だと思っています。しかし、この好奇心はくせもので、もう亡くなった岡本太郎さんはこう言っています。

「好奇心という言葉には何か、型にはまった安易さを感じる。責任をとらずに、ちょっと気をまぎらし、日常のコンプレックスから己を逃がす。生命の絶対感ではない。生命を賭けて挑む行動に裏打ちされなければ、好奇心は生きる感動としてひらかないのではないか。」わたしは、この言葉をいつも自分に言い聞かせています。

水口義朗

水口義朗

コラムニスト

あなたの声を意見を、さらに大きく活かすコミュニティにご参加ください

企業・官公庁がewomanリーダーズの声を求めています。一人ひとりの声をカタチにして、企業・官公庁に伝える。それがイー・ウーマンとewomanリーダーズの活動です。ぜひ登録を!→詳細と登録

今週のサーベイラインナップ

現在進行中のテーマはこれ! 今すぐご参加を!


e-shop
メロンリペア メロンリペア
15万箱 突破!
抗酸化サプリメント
アクションプランナー アクション
プランナー

時間が見える大人気の手帳
ビジネス
イー・ウーマンに依頼する イー・ウーマンに
依頼する

イー・ウーマン調査 働く女性の調査
マーケティング&ブランドコミュニケーション マーケティング
ブランディング
コンサルティング

講演・研修のご依頼 講演・研修のご依頼
メディア掲載一覧 メディア掲載一覧
取材のご依頼 取材のご依頼
リンク
ワーキングウーマンの意識調査 asahi.com
私のミカタ
佐々木かをりのブログ 佐々木かをりの
ブログ

kaorisasaki twitter 佐々木かをりの
Twitter

 ©2000-2009 ewoman,Inc. 個人情報について利用規約各種お問い合わせ・お申し込み会社概要| english