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2002/5/27(月) - 2002/5/31(金)
4日め

テーマ有事法案・いま、この日本に必要なのか

今日のポイント

有事法案以外に自国を守る方法はないのでしょうか?

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凡例
キャスター
大谷昭宏
大谷昭宏 ジャーナリスト

この論議でみなさんが、「有事」を観念的に捉え過ぎてしまったようなので、ちょっと角度を変えてこの問題を見つめ直してみましょう。

9・11以降、米国は「悪の枢軸」としてイラク、イラン、北朝鮮(朝鮮民主主……

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これまでに届いているメンバーからの投稿

YES

「有事」の意味にとらわれ過ぎなのでは?(mimi・東京・未婚・24歳)

違憲だとかいろいろ問題になってますが、みんな「有事」という言葉(「有事」が持つ意味のイメージなど)にとらわれすぎなのでは?と思います。たしかに戦争はよくないし、沖縄や基地周辺の住民の方々のことを考えると、簡単な問題なのではないということはわかっていますが、要は「必要な時に役に立つもの」であれば、それはそれでいいのでは? と思います。有事法をめぐってはいろいろな議論がなされ、いろいろな意見が出ているかと思いますが、最終的に本当に必要な時にみんなの助けになる法案であってほしいです。じゃあ、本当に必要な時の定義は? という論議になるのかもしれませんが、誰も好き好んで戦争に行きたいわけでもなく、好き好んでトラブルに巻き込まれたいわけでもないと思います。本当に必要な時という定義を議論し始めたらきキリがないのはわかってますが、有事法の意義をしっかり見極め、国民にとって、本当に必要な法案となるようにいろんな観点から考慮し、意義のある法案になるよう、小泉内閣に期待します。

あいまいだからやめておこうでは発展がない(まーどんな)

そもそも有事というのは平常と異なる何かが発生することでしょう? 天災、テロ、戦災……すべてをひっくるめて有事だと理解しています。総理の言う「備えあれば憂いなし」が大原則なはずです。国家、企業にはじまって、一般ピープルも身近の危機管理がなっていない今の日本だからこそ、「有事ってなーに?」なんてボケたことを言う人がいるのでしょう。その無知な国民を相手に、マスコミはマスコミで重箱の隅をつついたような極論ばかりまくし立てて、有事法制反対論を広めるべく懐柔しているように思えてなりません。とにかく危機管理は徹底して行うべきです。そのための建設的な論議をしてほしいものです。

NO

本来の主旨とは違うのでは?(rizucherry)

いろんな議論を聞いていて、趣旨のとおりなら考える余地もあるかもしれないが、情報公開に逆行するような内容に、疑問を感じている。この国は、ほんとに民主的なのか、昔のソ連のように社会主義の国ではないかと思ってしまう。沖縄の例もあるので、簡単にこの法案を通すことは、国民の一人として、許すわけにはいかないという気持ちです。

誰も守らなかったらどうするのでしょう(雑賀)

2年以内に制定? ごり押しでまた決めるのでしょうか? いざという時に法律なんて誰も守らないのではないでしょうか。まず、争いごとを起こさないように、互いに働きかけて努力するのが人間の義務ですよ。

OTHERS

今の法案ではお話にならない(みほたろう・28歳)

有事法制が必要かどうか以前に、現在法案としてあがっているものではお話にならないと思います。また、法案に対して閣僚の見解も食い違っているにもかかわらず、政府案として提出するなんて、きちんと意識の摺りあわせをおこなっていない証拠のような気がします。また、この法案は、国民のためではなく、政府を守るための法案とはうまい言い方だと思いますが、有事の際に、弱者を守り、国民の安全を守るような制度であれば、検討の余地はあるのではないかと思います。

「有事」という言葉の意味もわからない日本人(mopet)

日本人って自分に火の粉がかからなかったら、よその国で、いや自分の家の隣で何があっても関係ないという態度をとる薄情な人種になったように思います。無感動無関心。正直、お金さえ出せば何でも手に入る、平和ボケ日本人には「有事」という言葉の意味や、自分の国が今世界でどんなに軽視されているかがわかっていない。北朝鮮の人の領事館駆け込みを見てもわかるように、完全に中国にバカにされていますよね。あの映像に映っていた副領事の態度が今の日本国民の意識なんですから、自分に火の粉がかからなかったらどうでもいいんです。お金さえ出していれば国も誰かが何とかしてくれるという甘えた根性になってしまったんですから。正直「有事」という言葉の意味すらわからない人が多いのではないでしょうか? 大谷さん! 

融通無碍や柔らかさ(workingirl)

元来、自民党は憲法改正第9条廃止を理念として結党しました。有事立法は第9条廃止への流れを作るものです。軍隊を持たないことを国民の意思で決めたか、軍備をする当たり前の権利を戦勝国が憲法により剥奪したのかは、大きな違いがあるという自民党の言う理由も理解できないわけではありません。でも今までその隷属性のおかげで経済は空前の繁栄をしてきました。理念を喪失し、損得勘定が蔓延したのが今の日本です。でもそれがなぜいけない! がわたしの主張です。正義は人間の数だけ存在します。あいまいや妥協や不透明や先送りや玉虫色は、仲良く生きる人間の高度な知恵ではないでしょうか? 小泉さんは米国流の市場原理主義・アメリカンスタンダートを標榜しています。完全競争は勝者の一人勝ちになるだけです。そんな社会が幸福をもたらすなんて絶対ありえません。女性の持つ柔らかさや融通無碍が21世紀のテーマです。有事法はその大きな潮の変化に逆行しています。「正しさや正義や筋を通す」のは今までのエスタブリッシュメントの男の価値に過ぎません。

昨日までのみなさんの投稿を読んで

憲法第9条

この論議でみなさんが、「有事」を観念的に捉え過ぎてしまったようなので、ちょっと角度を変えてこの問題を見つめ直してみましょう。

9・11以降、米国は「悪の枢軸」としてイラク、イラン、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)を名指し、テロの脅威を訴えました。イラクに対しては、現在も日本は後方支援として自衛隊派遣していますが、実際のところイランも含め中東の両国は武力攻撃を受ける「おそれ」や「予測」とはさほど関係ありません。つまり、明らかに米国発信による対北朝鮮を想定した法案だということです。また、この8月から施行される住民基本台帳法は、いわゆる「国民総背番号制」と呼ばれるもので、わたしたちの個人情報が国に管理されてしまうものとして知られていますが、一方で裏返してみると、「番号のない人」を浮き彫りにしてしまう制度なのです。もっと具体的に言えば、在日朝鮮人の人々、朝鮮総連ルートの監視を強化しようという狙いは明らかだと思います。

さらに、すでに運用されている盗聴法となると、権力が堂々と盗聴できる法律なわけで、これら連綿とした流れの中で有事関連三法案を見ると、「背後で操る」米国の思惑がはっきりしてくるのではないでしょうか。テロの脅威に怯えた米国が、北朝鮮に対する有事事態「予測」を想定した上で、最前線の日本を防波堤として備えるのに欠かせない法案だということがくっきりとわかるのです。ただし、もちろん現在の北朝鮮が良いとは言いませんが、このまま米国の意向を受け入れることは、自国の危機管理を整備するという単純なものではなく、いたずらにアジアの緊張を高めることになるのです。

そしてわたしたち自身にとっても、総背番号制、盗聴、有事による国民総動員……。これでは「平和」という名のオリの中で生活を強いられ、一夜明けるとすぐに戦闘態勢に組み込まれてしまうシステムの整備に他ならないものです。

寄せていただいたご意見の中に「自国の危機管理をするのは当然」との声がありました。しかし、自国を守る、同盟国を守る意図は見えますが、「民」を守ろうという意思も理念もまったく見えてきません。わたしたちには「危機管理は当然」「平時に備えよ」という「肯定派」の声に対し、有事法案制定の選択肢しかないのでしょうか。武器は持たない、軍隊は持たないと謳った憲法9条の理念は捨ててしまってもいいのでしょうか。議論も大詰め、さらなる声をお寄せください。

大谷昭宏

大谷昭宏

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