

今の政府に言われたくない(うずら)
わたしたちは、先の大戦での経験を活かし「二度と戦争などという愚かなことをしない、誇り高い日本人」を目指していたのではないのでしょうか? 現状ではそれが理想論に過ぎるにしても、そんな法案を考え出すより先に、世界に対して、国民に対して、もっとまともな政府であってほしい。やるべきことをやらずに、用意だけ周到にするって訳でしょうか? 今の政府に国民を犠牲にする権利はない! と思うのですが……。
違憲の疑いもあるのに(コルク)
わたしが想定する有事とは、武力行使を受けた場合、武力行使が確実に想定される時、です。それにこの前の不審船事件や北朝鮮のミサイルが東北を横断し、太平洋に着弾した事件は、有事1歩手前の状態と思っています。現在では、これらの事件に有効な手立てがないのは事実ですが、今審議されている有事法案には反対です。違憲の疑いもありますし、国民に知らされるべき重要なことが明らかにされていません。とにかく法案を通そうとしているだけに見えます。もしも、そんな法案が可決されてしまうと、あとは政令、省令、運用と、国民と民間に対して不利な状態が知らない間に作られてしまいそうです。有事法制には慎重を期すべきで、こんな短時間に決められるものではありません。日本の国益を守るなら、もっと先に解決すべき問題があるはずです。まずは、諸外国に足元を見られている外交を立て直すべきです。中国領事館事件で決定的に地に落ちた日本の信用を取り戻さなければいけない。外務省と国会はペルー大使館立てこもり事件、フジモリ元ペルー大統領に関係した騒動から何も学習していないのでしょうか。日本では、戦国時代から武士が自分の資産と面子のために戦い、庶民を守ることは考えていなかったと思います。その考え方を今も引きずっているから、手近なところだけを見て権力のある人に都合のいいようにシステムが作られていくのでしょうか。政治を変えるためにわたしたちができることは何でしょうか。選挙の後にできることを知りたいです。
本土の沖縄化!?(Sayuri・大阪・38歳)
先日、沖縄の平和行進に参加しました。といっても3日のうち1日だけですが、それでも19キロ歩きながらいろいろ考えさせられました。沖縄の中で一番いいところにある、米軍基地。嘉手納基地に立ち寄ったわたしたちを迎えたのは、軍用犬まで連れた米軍の物々しい警備と、たくさんの日本の機動隊。わたしたちがいったい何をすると思ったのでしょう。美しく手入れされたゴルフ場に掲げられた看板には、沖縄県によって「このゴルフ場は日米地位協定によって日本人はプレーできません」と書かれています。これこそ「有事」のための日米安保の姿だと思いました。わたしたちが滞在している時にはありませんでしたが(小泉首相が来ることはあったのでしょうか)、基地周辺では騒音問題は言うに及ばず、しょっちゅう燃料落下事故などが起こっているそうです。沖縄は常に「有事下」にあると言っても過言ではないでしょう。ところが、沖縄の人はこういうのです。「今まで沖縄を本土化せよと言ってきたけれど、今『本土の沖縄化』が進められようとしています」そうなのです。わたしたちは、沖縄を今まで人ごとのように考えてきましたが、「有事3法案」が成立すればわたしたちは、いつ「有事」に置かれても不思議ではないのです。何かわたしたちにできることはないでしょうか。なぜ今有事法案なのか、ほんとにみんなで考えないと、と思います。
理解はしているが実感していない(マダムW・岩手・既婚・42歳)
最近の外務省のニュースを見ていると同胞として恥ずかしい。日本人としての誇りがまったく感じられない。中国の日本領事館における亡命者連行時件にしても、中国にあれだけ足蹴にされているのに、援助していると聞く。この図式はいじめられっ子が、いじめっ子に馬鹿にされながらもお金を差し出すのと同じではないか。それはなぜかと言うと、力に自信がないからである。日本も同じで(わたしは核保有賛成論者ではないが)、日本になんの武力もないから諸外国から軽んじられるのではないかと思う。たしかに、だったらすぐに自分が関われるかというと躊躇するが、個人も国もリスク管理は他人任せにするべきではないと思う。
有事法制はいらない(ponzu)
9.11のテロを機に自衛隊が米軍の軍事行動に参加した。これも国民の意見をよく聞いて行ったものではなかった。わたしは報復攻撃に反対の意見をこのサイトに寄せたほどなので、当然、自衛隊の派遣にも反対だった。有事法制は、一部の国会議員や防衛庁幹部は第2次大戦直後から整備したいと望んでいたわけで、これを好機とばかりに進めようとしているのかもしれない。しかし、国民にとっては、ある時期以降、水面下で進められてきた「有事法制」は寝耳に水だといえる。憲法9条によって、戦争はしない、武力攻撃には参加しない、と誓っているからこそ安全な暮らしを得られているのだと信じてきた人が多いと考える。自衛隊に入る時、そう思っていたのだから今回のことはたまらない、という声も聞こえてくる。まずは、国防について国民の多くが意見を持つようになるまで、有事に備えるべきでないと考える。米軍基地周辺で起きる犯罪を解決することを望むし、警察がどうあるべきかきちんと整理したい。また、国連が今どういう状況なのか、戦争はやめようという国際的な市民の行動、なども知る必要があると考える。近隣諸国の人たちと仲良くする努力もしていきたい、もちろん世界中の人と友だちになりたい。相手を知らずして非難することはナンセンス。まず一歩前に出て握手をすること、意見交換して理解し合うこと、友だちを作ることを国民全体で学びたい。「島国根性」と揶揄されるようなつき合いベタを克服していきたいと思う。

有事の定義がわからない(himetaro)
ホントになにをもって「有事」とするのか、わからない。国内で起きた阪神大震災も有事で、米テロも有事だったように思うし、線引きが示されていない。だから自衛隊がどこの場で、どこまで出ていけるのかが決まっていない。実弾訓練だとか、救難訓練だとか、法外な税金を投入して自衛隊員を食べさせてる気さえする。あるMLでこの問題が取り上げられた。非武装のコスタリカのことも話題に挙がった。武力をもたないことで侵略されないというわかるような、わからないような理論もあった。国会議員だけが討議するのでなく、国民全体と議論してほしい。議員以外の国民が反対する術は、意見広告や各種集会くらいしかない。そこが不満だ。
有事って何?(DORI・大阪・40歳)
そもそも有事とは何なのでしょうか? 国内の有事さえ処理しきれないでいる今の政府が、外交に対して常に事なかれ主義の政府が、何をもって「有事法案」を唱えているのか? まったく伝わってこないのです。
有事の定義を明確にして(ころりーな・東京・28歳)
)誰が聞いても反対しない有事で法案が通り、何か起こると拡大解釈をして……という懸念があります。有事なんて、人によって想像するイメージが異なる中途半端な言葉を使わずに、戦争とかテロとか災害とか、ちゃんと明快な言葉を使ってほしい。そうでないと悪運用されるのが不安です。

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