きまぐれ、ずぼら、いいかげん

さて今日はちゃんとソニアのニットを着てきました。見てください。昨日のコメントの中で、女性をより女性らしく、魅力的に見せる服というと、フランス製が一番、というお話をしましたが、今日のソニア・リキエルの優秀さは、今回の「肌見せ」のテーマにバッチリ。ただ本来ソニアのニットって華奢な人をイメージしてデザインされているので、とっても体格のいいわたしは不適格。しくしく。それをがまんして見てくださいね。

では解説スタート。まず袖を見てください。手首の見せ方に着目。袖丈が微妙で手の一番細い部分のみ出す。くりくりの骨見えがいいかんじ。そして襟ぐりのアキが、鎖骨を見せるのを意識したカッティング。このアキ具合はいいですよ。でも渡辺の場合、いかん。肉に鎖骨が埋まっている。それからバストの下のラインストーンのデザイン位置が、胸を強調すると同時にウエストの入りをきれいに見せる。何のことのないニットだけど、ソニアは試してみて。一枚持っているとデザインほとんど毎回変わらないから一生ものです。ただちょっと反省。今回ブラジャーをコレールにすれば、もっと胸のラインはきれいだったのに、手を抜いてしまいました。

さて、今日は肌見せのおさらいですね。夏ものは「見せるところ」と「見せないところ」の境目のカッティングが微妙にうまいものを探しましょう。ノースリーブでも、タンクトップでも、じつはカッティングがきれいを左右。誰にだって経験ありますよね、同じような黒のタンクトップでも自分がすっきり見えるもの、見えないもの。あとキワモノ系では、時々見かけますが、フレアミニで、ヒールのある靴を合わせた日には間違いなくアホで尻軽に見えますから、露出の多いデザインほどシャープなものを選んだほうがいいかも。

うーん、身体は残念ながら王道なし。とくに背中は鍛え続けなくてはなりません。わたしは今回ずっとお話したように、個人的には「快適な生活を続けるための健康でいる」ということを40歳過ぎてから主眼にしてきました。今はまた同年代の友人たちと屋久杉を見に屋久島にエコツアーするという目的で足腰を鍛えに入ります。近いうちトレッキングも始めようと思っています。ダイエットは、はまるとそればかり考える生活になったりして楽しくない。「健康で楽しく生活するために身体を絞っていく」という発想にしたほうが気が楽ですよね。

さて身体の手当て、最終日、キーワードは「きまぐれ、ずぼら、いいかげん」。たとえば今日はトイレに行ったら、スクワットをする日、でもそんなの時々。エレベーターに乗ったら、ストレッチする。でも毎日ではない。ダンベルも毎日したほうがいいに決まっているけれど、一日15分毎日って決めごとをしたら、しなかった日は後悔するでしょ。そういう時にストレスを感じるほうが身体に悪い。わたしは身近に目につくところにいろいろなグッズを置いています。たとえば机の上には100円ショップで買ったツボ押し。机の下には足裏コロコロ。思い出した時に「身体に優しいことをする」。これだけ心がけていれば、けっこう元気でいられるものです。元気、元気、元気でいれば♪　姿勢、姿勢、姿勢がよくなるー♪　姿勢、姿勢、姿勢、姿勢がよければー♪　スタイル、スタイル、スタイルが良く見える♪　はーーい、お粗末でした。今回もお付き合いいただき本当にありがとうございました。どうか週末まで3位でいられますように！

ソニアのニットは8万8000円。ベネトンのパンツは7000円。アクセサリーはダイヤと赤のトルマリンにホワイトゴールドのチョーカーと時計とリングでブレスあわせて400万円くらい。靴は武蔵小山商店街で3900円、お約束の快適インソール入り。