パリマダム、ミラノマダム。

わたしは、縁あって海外ブランドをたくさんPRしてきましたが、一番最初にするのは、そのブランドの服を着て着て着まくる。その時痛感したのは、じつは微妙なカッティングでまったくシルエットが異なってしまう、ということ。デザインそしてトレンドというような視点からではなく、女性をより女性らしく、魅力的に見せる服というと、フランス製が一番だと思う。遥かマリー・アントワネットの時代の、宮廷文化を踏襲した「女が男を籠絡するには、こうするのよ」みたいなエッセンスがぎゅっと詰まっている。

20代にジャン・ルイ・シェレルを着た時、襟ぐり、胸のすぐ下に、すなわち高い位置にウエストラインを持ってくるスーツやワンピースは、とてもなまめかしい気持ちにしてくれました。ソニア・リキエルは襟ぐりのアキが、鎖骨を見せるのを意識したカッティング。女性の鎖骨ってきれい。そして微妙な位置の肩パット。今年わたしはリキエルを2枚買いました。「おんなっぽーーーい」っていう感じ。イタリーは、「なよっ」じゃなく「きりっ」系のマダムを演出してくれる。そういう観点からすると、ロンドンとか日本製は女をセクシーに演出するには厳しい。ただもちろん、女おんなするものを目指しているものが服のデザインのすべてではないのであしからず。バーバリーのメンズのトレンチはわたしの定番だし、日本人のデザイナーで素晴らしいと思う人はたくさんいます。

さて今日はスカートです。最近、足を出さないので気恥ずかしい。明日はランドセルにしよう！　とほほ、わたしのお馬鹿。今朝、ソニアのニットを着てくるはずだったのにしっかり忘れました。

気を取り直してみなさまの投稿を読んで思うこと。そうなの、多少露出過剰のヤングギャル、気をつけて。日本もだんだん狼ちゃんが増えてきましたよ。守れるところは自分の身をばしっと守る。危機管理は大ごと。親がうるさい、という人もわかります。私も43歳、いまだに70歳の母にブヅブツ言われています。

ところで身体の手当て、今日バージョン。わたしがしていることは身体の液の流れをスムーズにすること。わきの下、足の付け根、鎖骨やひざの裏、わたしはすりすり、なでなで、優しくもみもみ。これを一日何回もしています。リンパの流れを整えるようにすると、全体的に身体が活性化してくるかんじ。自己満足かもしれないですが。そして中山式の指圧器や骨盤ベルトもとても好き。シングルマザーで身体の強くない子どもを育ててきた経験上、「自分が倒れたらアカンボどうする」という気持ちがいつも強くて、早めの手当て、早めの手当て、といつも念じてきました。それが癖になっちゃって。でもけっして健康オタクではないです、あとはほとんど身体に悪いことばっかりしていて、大反省。先日はクリニックの先生に「ほー、とうとう鉄の肝臓が悲鳴をあげはじめた！」と脅されたばかり。しくしく。　

渡辺教子の一日

今朝鏡を見て、反省。たかこくん、あまり遅くに飲んではいけません。顔がぷたぷた。昨晩は9時ちかくに目黒でごはん。ナスの冷製、だだ茶豆、かにのはんぺんはさみ焼きでレモンサワー大ジョッキでくぴくぴ。でもダンベル、EMS、竹踏みはまじめにやりました。それにもかかわらず、今朝測ったサイズは全然動いてくれません。Oh-,myジェーン、あれって本当なの？　（すごいの、エクササイズしなくてもサイズが減るの、と叫びながらテレビで宣伝しているレオタードギャル、貴女のことです！　）わたしは寝つきと寝覚めだけは人に誇れるのですが、夕べも12時頃ベッドに入ってすぐグー、今朝は4時半にパッ。そして次にみんなに驚かれるのは、朝起きてからすぐになんでも食べることができる。今朝はそうだカレーだと、サツマイモを薄く輪切りにして甘みのあるカレースープを作り、イチゴと野菜ジュースをミキサーでシェイクしてごくっ。お茶が大好きで今朝は、暖かいそば茶と冷やした百草茶をいただく。

今夜は帝国ホテルで光文社のパーティ、明日は午後から横浜インターコンチネンタルで打ち合わせ、これから千駄ヶ谷に野暮用で外出です。シスレーのタンクトップとベネトンの白のミニスカ。ソニアの赤ベルトに、フェレストゥーディオのパール加工レザージャケット、自社ブランドなら1万円に満たないのに、全部で25万円くらいになっちゃった。首に昨日ブレスレットにしていたターコイズ500円を今日はチョーカーに。あらら、リングを忘れている。珍しいね。