

ホスピタリティの気持ち(まめむぎ)
昨年の夏、4カ月と1歳4カ月の2人の子どもを連れて沖縄へ行きました。ミルク、オムツなど現地調達したかったのですが、宿泊先のホテルは海沿いのリゾート。近くにベビー用品を買える店もないようだったので、すべて家から持っていきました。当然ながら大荷物、4カ月の子どものために、わざわざA型ベビーカーもレンタルし、これに子ども2人ですから……。よく行ったなあ……と今となっては半分あきれるほどです。羽田空港のトイレなら当然、トイレにオムツ替えスペースがあるだろうと思っていたのですが、申し訳程度にベビーベッドが置いてあるのみで、しかも入り口近くで風が入ってきてしまいます。冬でなくてよかったです。男性のトイレにもオムツ替えスペースがあれば、子ども2人のオムツを替えるのにトイレを2往復しなくてすむのに……。飛行機内でも、3時間子どもがじっとしていられるわけもなく、親は脂汗をかきながら「早く寝てくれー」と祈っていました。でも、沖縄の人はとっても親切! 子どもを2人連れて、ホテル内のレストランで食事しても嫌な顔ひとつせず(東京なら断られそうなのですが)、子どもを笑顔で迎えてくれるし、赤ん坊のためにおやすみスペースを作ってくれたり……。お客にもかかわらず、申し訳ない気持ちになるのが子連れ外出の常なのに、そんな気持ちになることが1回もなかったのです。「ホテルにベビーカーがあればいいのに」「もっと小さな子どもの食べられるメニューがあればいいのに」「ホテル内の売店でミルク・オムツが買えればいいのに」など施設面での不満はいろいろありますが、一番必要なのは、子連れの親への気遣いではないでしょうか。ホスピタリティ産業に求めるのは、まさしくそれのみと言ってもいいくらいです。
飛行機の機内(にゃんちゅー・既婚・31歳)
帰省のため、年に何回か飛行機に乗ります。空港での困りごとはなんとかなるのですが、機内で子どもに泣かれると、どうしようもありません。一人で後ろの席で授乳したり、周りのお客さんに「すいませんでした」と言ったり。露骨にイヤな顔をされるとため息しか出ません。うまく寝てくれるといいんですけどね。
羽田空港の授乳室が小さい(佐々木かをり)
月齢、年齢によって「困った」ことにはそれぞれあります。たとえば、羽田空港の「授乳室」がとても小さいこと。数名用なので年末年始は、授乳室に入りきれない人が外のベンチに溢れています。また、機内で気圧の変化に絶えられず泣き出す赤ちゃんに対して、「うるさい! 」と怒鳴る人がいたり……です。

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