

伝統、文化、思想習得を目指して逆留学したい(Petite・ニューヨーク)
日本へ伝統、文化、思想習得を目指して逆留学したいと思うようになりました。海外に長くいればいるほど日本人としてのアイデンティティーを守ろうとしている自分に気付きます。茶道や書道の心や礼節、着付けを通して身に付ける奥ゆかしくも優雅な振る舞いや日本独特の色のセンス、日本料理を通して学ぶ四季の移ろいなど。極め付けは仏教や武士道(これは新渡戸稲造らが提唱してきたものを指しますが)などの思想、哲学を深く学び、かつて日本が「最も美しい民族」と称賛されたものを誇りとし、身に付けたいと強く思うのです。
どんな場所でも吸収し続けられる自分を持つために(紘子・ニューヨーク・パートナー無・23歳)
今年の夏で、4年目のアメリカ留学生活を送る大学生です。子どものころから進学する意味を深く追求して、今のこの道にたどり着いたという自負があります。しかし、最初に学ぼうと思っていた国際関係のための留学は、いつしかアメリカで生まれたマルチメディアの広大な域を一人で貪るような学びに変わっています。
わたしを含め、多くの高校卒業後渡米してくる若者は「国際関係」に夢を抱くようですが、身を投じて初めて見える世界もあると思うのです。専門分野に限らず、留学して初めて、わたしは自分の生い立ちを振り返り、感謝しました。そして、お金や時間のマネジメントについても大いに学んだと思っています。
そして何より、海外留学をする自分=視野が広いと思っていた自分を改められたこと。ニューヨーク州というと摩天楼を思い浮かべますが、ここはただのど田舎。ここに来るまで、こんな生活になるとは思ってもみなかった。きっかけは何でもいいと思います。場所もどこだっていい。留学じゃなくてもいい。ただ留学は、いろんな意味で強い精神力が必要です。その上で、選んだ場所で精一杯もがいたり、苦しんだりしていれば、120%のお返しは、どこからか返ってくると思うんです。どんな場所でも、吸収し続けられる自分を持つこと。その姿勢を身につけるために、わたしは留学という挑戦を選んだのだとさえ、最近思うようになりました。
日本企業の考えを軸に(diem・東京・パートナー有・35歳)
外資系企業相手に仕事をしています。仕事を通じてその企業が非常に合理的に動くのを目の当たりにして感心しています。仕事に対する考えや姿勢の違いもだいぶ感じます。ただ、あまりにも効率や変化を重視するきらいがあり、その点では日本企業の調和や長期的視点を重んじる姿勢が勝っていると思います。一度肌で違いを感じてみるべく海外に出たい気持ちがありますが、目指すのは日本企業の考えを軸に、海外企業のいいところを融合させた形なので、日本にいても実現できることなのかもしれません。
日本で同等のものが学べればいいのだが(Lafayette・関東・パートナー無・28歳)
自身は学士を国外の大学で取得しました。いわゆる学部留学です。さらに今、自分の学びたい分野(児童福祉)での修士留学を準備中です。もちろんこの分野は日本でも学べますが、制度や社会的位置づけが進んでいる国で勉強したいと思ったからです。本当は日本で同等のものが学べればいいんですが(就労問題もないから金銭的にも楽だし)……。
通り一遍の見方ではなく(お江戸で小猿、トム吉!・東京・パートナー有・47歳)
海外に短期間だけでなくある程度の期間住み着いて、ボランティア活動などをしながら、その国・地域の人達と交流をじっくりと深めたいと思っています。文化や歴史の本などに紹介されている通り一遍の見方ではなく、自分自身の心と体で感じ取れる部分を吸収してきたいのです。

こんなすてきな文化を学ばずして(lio・オーストラリア・パートナー有・30歳)
海外に住んでいるから……と言われそうですが、あえてNoを選びました。日本にはすてきな文化があって、低迷してると言われつつもいまだに世界上位を競う経済力があります。こんなすてきな文化を学ばずして、ほかの国で何が学べるのかは、かなりの疑問です。基礎のない家は長持ちしないのと同じく、基礎のできていない人は、海外に出ても日本にいても同じことでは? 早いうちに海外に出て日本人とも何人ともつかない中途半端なアイデンティティーを築いてしまった人をたくさん見てきたこともあるのかもしれません……。今年、念願の日本に帰ります。家庭の事情でいつまでいられるかわかりませんが、たくさんの情報と文化を改めて勉強したいと思います。
海外に目を向けるより(まーりん・パートナー有・38歳)
今のわたしには、Noです。とくに、目的もないから。語学習得なら日本でもできるし。海外に目を向けるより、日本の文化をもっと知らなくてはいけないような気もします。日本に来ている留学生は、母国のことをよく知っている。それに比べて、日本人は……という話をよく耳にします。

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