
自分の力で生きていけるように(maru1230・東京・パートナー無・35歳)
私は独身ですが、もし母親になれば必ず受けさせるつもりですし、自分がそういった教育を受けずに育ったことを残念に思っています。最近になってようやく自分で勉強し始めましたが、せめて10年前に取り組み始めるべきだったと後悔しています。「投資」に限らず、日本では、学校も親も「お金」に関する教育をしませんが、これは間違いだと感じています。資本主義経済の中で生きているにもかかわらず、その仕組みを大人になってもよく理解していないというのは、おかしな気がします。私の世代の親は、銀行や郵便局にお金を預けておけば、高利回りで勝手にどんどん資産が増える! という時代に子どもを育てていたわけですから、お金に関する教育の必要性はあまり感じなかったのだと思いますが、これからは自分の人生は自分で経営しなければなりません。国も会社も守ってはくれないのです。もちろん、大人になってから、本人が自分で勉強すれば良いわけですが、親は子どもに、自分の力で生きていけるような教育をするべきで、その一環として投資教育も必要だと思います。
投資以前に、お金の基本的なしくみを(美鳥・奈良・パートナー無・35歳)
投資教育までいくと疑問な部分もあるのですが、まず最低限のお金周りのことを教える必要があると思います。私がアメリカの学校に通っていたころ、授業に簿記がありましたが(中学〜高校です)、日本ではそういうこともありません。家計簿をつける主婦も少ないそうで、そういう基本的なことができずにいきなり「投資」を勉強するのは、無謀だと思います。お金の管理から始まり、どうやってお金を稼ぐか〜株式会社の仕組み(これも日本の学校教育にはないのですが)がわからなければ、投資の勉強は難しくなるでしょう。アメリカは金融大国ですが、同時にセールス大国であり起業大国です。日本は、まず、投資教育以前を考えるべきではないでしょうか?
ヒットしたブタの貯金箱(Lancer・東京・パートナー有・31歳)
いつかどこかで見たアメリカの「今年のヒット商品」に子ども用のブタの貯金箱で中が「貯金」「投資」「寄付」の3つに均等にわけられているものがありました。私はこれを見た時、目からウロコが落ちたような気分でした。日本では「お金は貯金するもの」と教えられてきたと思います。しかし、アメリカでは「貯金もするし、投資もするし、寄付もする」と教えられるのではないでしょうか。私はこの教育はいいと思います。小さい頃に投資の苦楽を体験すれば、「年金を株に使って大損」というリスクも予測・対応できるのではないでしょうか。投資もそうですが、寄付の精神も広がればいいな、と思っています。
金銭感覚を身に付けさせる(marco302・神奈川・パートナー無・33歳)
私には子どもはいませんが、数年前に流行った「金持ち父さん、貧乏父さん」や「犬にもわかるお金の本」などを読んでからは、小さいころからの経済観念というのは本当に重要だと感じました。アメリカの中学校では、株式投資コンテストなるものもあり、一番利益を上げた学校が表彰されるというイベントもあるようです。また、現在の少子化にあたり、これからの子どもたちの老後資金確保のためにも、投資教育というのは不可欠だと思います。2012年までにはDCプランが実施されることになり、私たち自身も「投資」を意識せざるを得なくさせられます。「小さいころからお金の心配をさせたくない」というのではなく、金銭感覚を身に付けさせることは今後益々重要になるのではないでしょうか。
カードゲームと同じように(lovesnow・山口)
子どもの遊びの中で遊戯王カードゲームブームが再燃したようで、埃をかぶっていた昔のカードを再びお気に入りの場所に移動させて眺めています。子どもによると、トラップカードや儀式カード、魔法カードを組み合わせると最弱のカードも強力なカードに変わるのだとか。投資もいってみれば、子どものカードゲームと同じ……相手の手札、自分の手札……そして今後の展開の読みを必要とします。興味があるのであれば積極的に投資教育を受けさせたいと思います。
これからの日本を担う子どもたちへ(harukawhite・東京・パートナー無・28歳)
私自身、最近になって投資に興味を持ち始めました。投資の教育というよりは世の中のお金の流れ、自分自身のお金の使い方を考えることによって、価値観が変わるような気がします。戦後の高度成長期の日本には、投資教育は必要はなかったかもしれませんが、これからの日本には必要だと思います。投資教育をすることで、新たな価値観が生まれ、アメリカやEU・アジア諸国と対等に渡り合えるようになるのではないでしょうか。