
人を信じることができた時代(yumitaro・東京・パートナー有・35歳)
印鑑に関する意見をいろいろと拝見させていただきました。印鑑のメリットとリスク、両方があることがよくわかります。私は先日まで介護の必要な母がおりました。母のお金を介護や医療に使うことができました。私の母も同じように祖母の介護をしていたときに祖母のお金を医療や介護に使っておりました。こういうことができたのも印鑑制度があったからではと思います。実は介護をしている間に郵便局で、「本当なら裁判所で代理人になるといった手続きをとらなければならないのですが……」といわれたことがあります。しかし、医療も介護も急に発生し、そちらに手間をとられているのに、さらに裁判所なんて! と思った記憶があります。母が祖母の面倒を見ていた頃のことを考えるとありえないなんて思いもしました。昔の日本は性善説ですべてが成り立ち、それで社会がうまくいっていたということも良くわかりました。社会人としての理性とは別に、人を信じて全てがまわっていた社会というのは幸せだったのではないか、まず人を疑って物事を運ばなければならない今の日本は寂しい国になってしまったのではないか、という思いが否めません。
家族の一員になったことのしるし(fumizo・神奈川・パートナー有・34歳)
義父からの贈り物です。結婚前は実印の必要性が全く感じられなかったので、作っていませんでした。結婚して間もなく、主人の父から名前の実印と新しい苗字での銀行印を頂きました。とても驚いたので主人に聞いたところ、兄弟全員、成人の時に実印と銀行印をもらっていたようで、私も家族の仲間入りをさせていただいたと感じました。おかげ様で、住宅、車、会社起業と、あらゆる場面で活躍しております。
正式な契約書の場合(マリア)
仕事上、色々な場所でハンコを押しますが、恥ずかしい話、一つわからないことがあります。それは契約書に押すハンコ。今まで交わしてきた契約書では、会社名と代表者の入った横版のゴム印と代表者印を押していればOKだったのですが、保険証書などを見るとプラスして会社角印が押してありますよね? どちらがちゃんとした文書のときの押し方なのでしょうか? 教えてください。
手は盗めないから(さとやん・京都・パートナー有・32歳)
実印よりサインのほうがいいと思うんですが……。ハンコって盗んで誰でも押せるけれど、サインは手を盗むなんてことできないですからね。
携帯電話で電子印鑑(デザイナゆみ・神奈川・パートナー無・34歳)
銀行などで必要なのでどうしてもひとつだけは手元にあります。不動産の登記で必要な分は、使用後、両親のところに預かってもらってます。日本の実印制度ってなんだか面倒です……。早く電子印鑑で済むようにならないかな? NTTドコモの「ケータイ・デ・ピッ!と」というサービスがありますが、あのシステムとケータイの指紋認証で利用して、印鑑下さいって言われたらケータイを紙の上にかざすとペタってはんこが押される電子印鑑があればいいのに、と思います。
本人確認にはサインを(riza・大阪・パートナー有・52歳)
まだまだ日本は印鑑社会ですね。私も不動産を夫と共有名義にしているので、名前だけの実印を持っています。家の建て替えの際2人分の印鑑証明や実印の捺印など、面倒な思いをしました。悪用される場合もあり、印鑑よりもサインの方がより本人確認には適しているとは思うのですが。