
結婚しても印鑑は変更せず(かなやん・宮城・パートナー有・33歳)
社会人になったころ、車を購入するのに実印を作りました。即効1時間で出来るハンコやさんで作ったので素材とか気にもせず。ただ、女性なので姓が変わるとまた作りなおししなければならないから、名前で作ったほうがよいと薦められました。その後、銀行用のハンコも苗字ではなく名前で作るように。結局結婚して苗字が変わったときに、印鑑の変更が無かったのは非常に楽でした。実印の彫りもとても気に入っています。
女性も契約書に押印する時代(pagi・東京)
以前急に必要になり、銀行印として使っていたものを実印登録しました。その後姓が変わり、今は「苗字」でなく「名前」の実印を使っています。昔のように女性が契約書に押印する可能性が少なかったり、そういう立場になる以前に結婚していたりという時代には問題にならなかったのでしょうけれど、現在はこういうわずわらしさもあるのだと実感しました。
母からのプレゼント(mira220・神奈川・パートナー有・44歳)
私は20歳の記念にと母親から実印をもらい、以後ずっと使っています。10代半ばで父が他界した時に、母は父の名義を自分に変える際など、あらゆる手続きで自らの印鑑がなかったことで懲りたようでした。その後、パートで働きながら生活費もかせいでいたので、私に対して「女性であってもいつでも自分の身分、生活の保障を考えないといけない」と言っておりました。それが形になったのが名字ではなく、名前を彫った実印のプレゼントでした。結婚して姓が変わっても使えるので、ずっと使っています。ただ木村さんのコメントにもあるように、金融機関の印鑑に対する身勝手な使い方でとても不愉快な事もありましたので、色々な手続きに印鑑を求める現状のシステムが変わって行く事には賛成です。
結婚に伴って変更するものが多すぎる(ありる)
正確には「持っていた」です。独身時代、いずれ自分でマンションを購入するつもりで実印を作り、登録していました。結婚してから、作り直そうと思いながら月日は流れ……結局、そのままです。結婚改姓にともなって変更しなければならないものが多すぎ、面倒くさかったというのが本当のところです。実は、実印だけでなくパスポートも使っていない銀行口座も結婚前のままだったりします。既に6年……反省して、これを機会に変更しようと思います……。
誰が押しても自分の責任(ラムネ&タマ・神奈川・パートナー有・35歳)
実印の恐さは身を持って体験しています。そこで学んだことは「印鑑は誰が押印しようが、自分の印鑑が押されていたら自分の責任」ということです。義母は「息子(私のパートナー)のものは私のもの」的考えをもっており、実印も実家におくように言われました。本人も義母に一任しており、不自然なこととは認識していません。本人の知らない保険契約などにも使われていることを後で知りました。実印登録も実家から動かすことを拒否されました。しかし夫婦共有の不動産購入にその実印を使用しており、なにかあってからではいくら後悔してもどうにもならないと考え、(義母には理解してもらえず)無理矢理登録を夫に変更させ、印鑑も手元におきました。「実印」は登録してしまえば三文判でも実印となり得るので、全ての印鑑を勝手に持ち出されないよう、夫本人もわからないように管理しています(私に何かあった時に大変ですが……)。もちろん、定期的に登録の確認に区役所に通っています。