購買動機や満足度は、効率的とは限らない

限定商品は、「買ってしまう！　」という人が、予想通り多いようですね。でも、「NO！　」という方も結構いらっしゃる。驚きました。つい買ってしまう！　という気持ちは、わたしにもわかる気がするし、多くの人も、「そうなのよねぇ。つい買っちゃうのよぉ……」とあいづちを打ち、うなり声を上げながら同意してしまうのですが、「NO！　」という方の「なるほどぉ」というご意見もぜひ欲しいですね。

かく言う私も、ついつい福袋を見つけると買ってしまう人間です。今年は、デパートのない山奥で年末年始を過ごして、福袋から距離を置こうと思っていたのですが、なんと！　あるんですね。スーパーにも山のお土産屋さんにも、福袋が……。

「あぁ……わたしを見つめないで」と両手で顔をおおいながら、スーパーの食材売り場へと駆けて行った元旦でした。と言うことは！　わたしも、「福袋は買わないほうが得だ」と思っているということなんですよね。でも、やっぱり買ってしまうわけです。

「もしかしたら」という期待が、ぬぐい去れないのですよね。「もしかしたら、得しちゃうかも」この甘い甘い期待です。宝くじだってそう。抽選だって、ビンゴですら。「どうせ、当たらないのよね」と言いながら、買ってしまって、ワクワクしているわたし。

ビジネスの世界では、「費用対効果」だとか「効率性」なんて言葉が飛び交っていますが、意外に人間の購買動機や満足度は、効率的じゃないことを実感します。さて、改めてうかがいます。あなたは、限定商品買う派？　買わない派？　で、どうして？