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景気対策より10年先を待つこと
多くの人が、すでに一度は転職しているか、今の会社で一生勤めあげようとは考えていない。30歳前後の若い世代では、リストラというものを前提に、自分の人生を考えるようになってきているのではないだろうか。
おそらく、30歳前後の世代は一生今いる会社に勤めるなんて考えられないでしょうね。だから会社とそういう付き合い方をする必要はないし、会社のためにと考える必要もない。自分がいる間だけは会社について考えるかもしれないけど、会社の10年後のことを考える必要はないでしょう。これからも一層そうなるでしょうし、企業のほうもそういった選択を受けいれるしかない。
また、この世代は、マスコミの言う「将来に対する不安」に関しても、団塊世代とは違ったイメージを持っていると思います。30歳以下の人たちは、不況しか体験したことがないから、逆に不安を持ってないのではないでしょうか。
今一番不安を持っているのは50歳くらいの人たち。家族もいますしね。彼らがあと10年もするといなくなるから、そうなれば不況は自然になくなる可能性がある。だから景気対策なんか余計なことをしないで、それを待っていてもいいのかもしれないですね。
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