自分で考え、自分で選び、自分で行動する。意志のある人たちが集う“場"それがイー・ウーマンです。 サイトマップお問い合わせ| english
ewoman検索: 過去のサーベイ検索
HOME CAREER@ NEWS@ MONEY&REGAL BODY@ SOCIETY@ ACTIVE LIFE@ 6ジャンルについて
>>> 旧リーダーズ/メンバーからの移行登録について
イー・ウーマンとは
参加する
円卓会議 働く人の
円卓会議
表参道カレッジ 人から学ぶ、
人と学ぶ

表参道カレッジ
国際女性ビジネス会議 国際女性
ビジネス会議
読む
winwin対談 佐々木かをりの
win-win対談


ホーム>ニュース@>池上彰の『解決!ニュースのギモン』
ニュース@
池上彰の『解決! ニュースのギモン』
〜イー・ウーマンリーダーズの「?」に答えます〜
dot
第22回(3) 2006/04/11
米軍再編の全貌とその影響
dot
ページ|1 | 2 | 3 | 4 | 5 | バックナンバーを見る
<2ページ目からの続き>
 
朝鮮半島のアメリカ軍、攻撃可能な態勢に

 その具体例が、たとえば韓国駐留のアメリカ軍の配置変更です。

 朝鮮半島では、北朝鮮との国境線のすぐ南側に、アメリカ軍の大軍が待機しています。このアメリカ軍を、ずっと南へ下げる計画が進められています。「アメリカ軍が国境から離れるということは、それだけ戦争の危険が遠のいたのね」と喜びたいところですが、そうではありません。アメリカ軍は、「北朝鮮をいつでも攻撃できる」態勢にしようとしているのです。

 北朝鮮は、核開発を進めています。これをやめさせたいアメリカとしては、北朝鮮の核開発施設への攻撃の可能性を検討しています。

 しかし、アメリカ軍が空爆に踏み切った場合、北朝鮮は報復攻撃をしてくることでしょう。その場合、国境線のすぐ北側に配置してある北朝鮮のミサイル基地から、大量のミサイルが韓国内のアメリカ軍基地目がけて飛んできます。アメリカ軍は多大な損害を被るはずです。

 そこで、北朝鮮のミサイルの射程距離より外側に基地を置いておけば、被害を最小限度にとどめることができるはずです。

 これが、韓国でアメリカ軍基地の再配置が進められている理由です。

 アメリカ軍は、報復攻撃による損害を最小限に抑えながら先制攻撃できる態勢作りを急いでいるのです。

岩国で海兵隊と海軍を一体運用

 岩国基地に、厚木基地から空母艦載機を移すのも、「攻撃しやすい」態勢作りの一環です。

 アメリカ軍の海兵隊というのは、いわば「斬り込み部隊」。最初に敵を攻撃する部隊です。ですから、独自に航空機も船舶も戦車も保有しています。

 しかし、もし「敵」を攻撃する場合、海軍と共同作戦をとるほうが効果的です。海兵隊の航空機ばかりでなく、海軍の空母艦載機と一緒になって「敵」を攻撃したほうがいいということになります。

 そこで、海兵隊の航空機と海軍の艦載機を別々の場所に置いておかないで、岩国基地に集約し、一体運用できるようにしようと考えたのです。

 沖縄では、普天間基地を名護市沿岸に移す計画が……
 
記事の続きを読む続きを読む
dot
前のページに戻る 前のページに戻る
dot


池上彰(いけがみあきら)プロフィール
松本市出身。1950年生まれ。
慶応義塾大学卒業後、1973年NHK入局。報道記者として、松江放送局、呉通信部を経て東京の報道局社会部へ。警視庁、気象庁、文部省、宮内庁などを担当。1994年より2005年3月までNHK「週刊こどもニュース」でお父さん役を務める。2005年3月にNHKを退社し、現在はフリージャーナリストとして活躍。
著書に『そうだったのか!アメリカ』『そうだったのか! 現代史』『相手に伝わる話し方』『池上彰の情報力』など多数。

佐々木かをりのwin-win対談:池上彰さん

池上彰の
『解決!ニュースのギモン』

→ 今週のギモン
→ バックナンバー
→ 池上彰さんとの対談
〜ニュース@トップページ〜
池上彰の
『解決!ニュースのギモン』
現在進行中のサーベイ
イー・ウーマン編集デスク
ニュースヘッドライン
PHOTOリポート
→ 「詳しくはこちら」
→
イー・ウーマンサイトトップページ
世界中のリーダーズから届く写真つき記事を掲載中!
イー・ウーマンオリジナル手帳 アクションプランナー 2007年版 好評発売中!
 
e-shop
メロンリペア メロンリペア
15万箱 突破!
抗酸化サプリメント
アクションプランナー アクション
プランナー

時間が見える大人気の手帳
ビジネス
イー・ウーマンに依頼する イー・ウーマンに
依頼する

イー・ウーマン調査 働く女性の調査
マーケティング&ブランドコミュニケーション マーケティング
ブランディング
コンサルティング

講演・研修のご依頼 講演・研修のご依頼
メディア掲載一覧 メディア掲載一覧
取材のご依頼 取材のご依頼
リンク
ワーキングウーマンの意識調査 asahi.com
私のミカタ
佐々木かをりのブログ 佐々木かをりの
ブログ

kaorisasaki twitter 佐々木かをりの
Twitter

 ©2000-2009 ewoman,Inc. 個人情報について利用規約各種お問い合わせ・お申し込み会社概要| english