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第15回(2) 2006/02/21
「竹島問題」とはなんだろう
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<1ページ目からの続き>
古文書の解釈めぐり対立
日本も韓国も、この島について書かれた歴史文書の文章を引用して、それぞれの領有権の正当性を主張しています。しかし、同じ古文書を引用しても、文章の解釈が異なり、論議はかみ合っていません。しかも、かつては竹島の北西にある鬱陵島(うつりょうとう・韓国領)を「竹島」と呼び、竹島を「松島」と呼んでいた時代があるため、話はややこしくなってしまいます。
この問題をめぐり、とりわけ韓国が神経を尖らせるのは、かつて日本が韓国を支配していたという歴史問題が存在しているからです。島根県が竹島を自県に編入した1905年は、韓国にとって屈辱の年だったのです。
そもそも竹島が日本の領土になったきっかけはアシカでした。竹島にはかつてアシカが多数生息していて、1903年、隠岐島の人が皮革をとるためのアシカ猟を始め、翌年になって、この島を日本の領土に編入して自分に貸与するように明治政府に申し入れたのです。これをきっかけにして、明治政府は、ここが無人島でどこの国のものでもないことを確認したとして、1905年1月、日本の島根県に所属させることを閣議決定しました。
これを受けて当時の島根県知事は、竹島を島根県に編入する告示を出しました。これが、2月22日だったのです。その9か月後の1905年11月、日本は韓国(当時は大韓帝国)の外交権を握りました。日本が大韓帝国を属国としたのです。
そして1910年には、日本は大韓帝国を日本の一部にしてしまいます。これが「韓国併合」です。この後、日本が第二次世界大戦で敗北するまで、朝鮮半島は日本の植民地でした。韓国の人にしてみれば、「日本は朝鮮半島を植民地にする戦略の一環として、韓国の領土である独島を奪った」ということになります。
いまになって島根県が「竹島の日」を制定すると、韓国では、「日本は再び朝鮮半島に対する領土的野心をむき出しにした」という受け止め方をする人がいるのです。
戦後、竹島をめぐって争った
第二次世界大戦で敗れた日本は、朝鮮半島を放棄します。このとき、竹島まで手放したかどうかが問題になりました。連合国軍最高司令官のマッカーサー元帥が、1946年1月、日本政府の行政権が及ばない島々を列挙する指令を出したとき、その中に竹島が含まれていたからです。
ただし、このとき同時に、これらの島々が最終的にどこの国のものなるかを定めたものではないということも書いてありました。最終的な決定は別に定めることになっていたのです。
ところがその後、連合国軍として、竹島について方針を出さなかったため、韓国は、「これで竹島が日本のものではない(つまり韓国のものである)ことが決定している」と解釈するのです。1951年9月、日本は連合国とサンフランシスコ講和条約を結び、日本の独立が回復しました。この条約の中で、日本の領土について、日本は「済州島、巨文島及び鬱陵島を含む朝鮮」を放棄することが書かれています。放棄する島に竹島が含まれていないのです。これを根拠に、日本は「竹島は日本が放棄していないのだから日本領だ」と主張しています。
これに対して韓国は、「名前が出ている島は単に例として挙げられただけであり、竹島の名前が例示してなくても、日本が放棄した朝鮮の領土に含まれる」と主張しています。さらに、「韓国はサンフランシスコ講和条約の締結国ではないので、講和条約に関係なく自国の判断で領土を決定できる」とも主張します。
1952年1月、当時の韓国の李承晩(イ・スンマン。当時の日本は「り・しょうばん」と呼んだ)大統領は……
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