日本にいる朝鮮総連を味方につけることも重要(くわん・東京・パートナー無・38歳)
政府は「対話と圧力」という方針ですが、対話は常に北朝鮮との1対1で、6者協議を軽視しているように思えます。日本にとっての最重要課題が拉致問題だから日本単独で行動しがちになるのでしょうが、遅々として進まない単独交渉はもう効果が期待できないのではないでしょうか。
残念ながら北朝鮮に進言できる国は少なく、ロシアと中国だけです。ともに日本が苦手とする国ですが、この2カ国との連携を深めて対話を進めていくことが今後重要だと思います。
また拉致被害者が日本よりもずっと多い韓国ともなんら協力関係が見られないのも気になります。脱北者が日本を亡命先に希望しても日本人以外は拒否する姿勢、日本人しか助けてやらないという姿勢が丸見えで悲しい気分になります。さらに日本にいる朝鮮総連を味方につけることも重要なのではないかと思います。北朝鮮バッシングが頻繁に起こりながらも朝鮮総連の人たちは故国に帰らない、それはもう明らかに故国よりも日本がいいという証拠です。もちろん、北朝鮮も朝鮮総連とのパイプが重要なのでとどまってもらわなければという側面もあるでしょう。それならば、朝鮮総連をもっと活用していくべきです。
石油を絶たれて太平洋戦争の泥沼に突っ込んでいったのはほかならぬ日本です。経済制裁がどれほど効果的なのか、自国の歴史を思い返してみてはどうでしょうか。