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サーベイ

2005/1/10(月) - 2005/1/14(金)
1日め:テーマの背景 | 2日め | 3日め | 4日め | まとめとリポート
4日め

テーマスマトラ島沖地震、他人事ではない?

投票結果 現在の投票結果 y95 n5 これまでの投票結果の推移
凡例
キャスター
竹田圭吾
竹田圭吾 ニューズウィーク日本版編集長

投票が YES に偏っていたのであえて NO の視点を提示してきましたが、今度は逆に「やっぱり他人事じゃない!」という観点から考えてみたいと思います。みなさんからの投稿にもすでにそうした意識がうかがえ……

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これまでに届いているメンバーからの投稿

YES

今度こそこの教訓を忘れずに備えたい(いつき・大阪・パートナー無・27歳)

いま、この瞬間にも大地震が起こってもおかしくないと思って生活していて間違いないと思います。が、人間というのは恐ろしいもので、災害から時間がたてばたつほど無関心になってしまいます。阪神大震災しかり、中越地震しかりです。今度こそ、そうは言ってられない、ちゃんと心と体と物資の準備を常にしておきたいと思います。

わが家の備えのなさを反省しました(IPウーマン)

新聞で、主に漁業で生計を立てているとある部族に「異常な引き潮を見たら山へ逃げろ」との言い伝えがあり、その通りにしたらほぼ全員助かった、という話が載っていた。災害時の危機管理に限ったことではないが、昔からの言い伝えにはそれなりの根拠があるのだと感心した。海岸沿いの埋め立て地に住んでいる者として、今回の津波被害の大きさは恐ろしく思う(わが家の場合は、津波よりも液状化が心配)。わが家も、こんなものいつ使うかわからないし、と馬鹿にせず、とりあえず必要といわれている避難グッズくらいは、きちんと取り揃え、日ごろから緊急時の連絡方法などについて話し合っておくべきだ、と反省した。

背後に政治的しがらみを感じてしまう(りんだ・神奈川・パートナー有・34歳)

毎日のニュースで繰り返し流れるリアルな映像を見ていると、隣の国で起こったできごとのように感じます。湾岸戦争が「他人事ではない」と感じた状況に似ています。

でも、キャスターの竹田さんのおっしゃるように、より深刻だと考えられる人道危機はほかにあると知らされると、今回の災害に世界メディアが集中する不思議を感ぜずにはおれません。「ああ、この地域は欧米の人にとってはとても身近な『リゾート地』だからかしら」と思ってしまいます。世界の誰にとっても災害は悲しいことですが、起こってしまった被害も、ある種、政治的なしがらみから逃れることはできないんだなあという事実を目の当たりにして、ちょっと暗い気分です。

置き去りにされている問題を含め考えさせられた(maggiemaggie・神奈川・パートナー有・36歳)

関心を持ち続けることで、他人事でないと意識していたいと思います。新聞の負傷者リストに子どものクラスメイトの名前があり、まさかと思っていましたら本人でした。一部で、義損金がもうこれ以上必要ないというほど集まったと聞きましたが、どのように使われるのか監視することができるのでしょうか? 一刻も早く、自分たちのバカンスの場を元へ戻すため? 先進国が途上国に対して、あわれんだ感情を持って「おめぐみ」しているような気もして、なんだかいい気はしません。豊かな国、豊かな会社が人よりも多く支援するんだ、日本が5億でいくとかドイツは5億ユーロだとか、イラク戦争に兵隊を送るか送らないかと同じような話ではないでしょうか。イラク戦争に隠れてしまって、スーダンでは実際に何が起きていたのかの報道はずいぶん遅れていました。 ほかに置き去りにしてある問題を含めて、多くの問題点を投げかけてきた今回のツナミでした。

援助金がどう使われるのか、見守りたい(melissa・東京・パートナー無・25歳)

竹田さんのおっしゃるように、有限な資金を使って多様なリスクに備える場合、今回、被災した国々が津波の対策が不十分であったことはやむを得なかったのかもしれません。しかし、被災後の資金分配という点は問題が山積みのように思います。まず、世界中からの援助の量の不足があります。そして、今回、私が気になるのは被災した多国籍間での援助金の分配です。誰がどのように決めるのでしょう? たとえば赤十字などに募金した場合、結果的にどこの国のどのような復旧作業に利用されたのか、最後まで見守りたいと思っています。日本政府も少なくない援助をする予定ですが、その分配が政治的根拠にのみ基づいて行われないことを切に願います。そのような意味でも、スマトラ島沖地震を「他人事」にしてはいけないと感じています。

NO

意外と身近に感じていない自分もいて……(のほっち・山口・パートナー有・33歳)

連日のように海外からの映像が放映されて、「気の毒に……」と思っている自分と、意外と身近に感じていない自分とがあります。いつ日本で同様の災害が起きてもおかしくはないはずなのに、「では何を心掛けているか」と言えば皆無に等しいです。そういう部分では他人事だと思っているように感じられます。

記憶を風化させないためにはどうすれば?(くままん・神奈川・パートナー有・31歳)

YESかNOかというと難しいですが、あえてNOと。気持ち的にはYESです。でも、実際の生活や行動を振り返ると、NOとしか言いようのないものです。とても怖いと思うのに、自分に直接ふりかかっていないからか、毎日の生活の中でどんどん記憶や関心が薄れてしまうのがわれながら情けないです。考え出すとやたらと怖くなってしまうというのもなんだか情けないのですが……。直接に被害に遭わない場合でも(今後のために)記憶を風化させずにおくためにはどうしたらいいのだろうと、考えてしまいます。

昨日までのみなさんの投稿を読んで

津波そのものは他人事でも、ケーススタディーにはなる

投票が YES に偏っていたのであえて NO の視点を提示してきましたが、今度は逆に「やっぱり他人事じゃない!」という観点から考えてみたいと思います。みなさんからの投稿にもすでにそうした意識がうかがえますが、そのときに大切なのは「どこまでが他人事で、どこからは他人事でないのか」をきちんと区別することだと思います。

インド洋大津波はほとんど予期しえない災害でしたが、被害の規模を小さくできた可能性はありました。高度な津波警戒システムを築くことはコストに見合わないかもしれませんが、インド洋のどこかで大規模地震が起きたら沿岸の自治体などにネットで瞬時に情報が伝わるようにする、地震は大津波を引き起こす可能性があることを沿岸地域の住民に周知徹底する、といった最も基本的なレベルの改善を図るだけで犠牲者の数はかなり減ると思います。

そこから得られる教訓は、大災害が起きたからといって発生確率の低いリスクに備えることは効率的とは言いがたいけれど、被害程度を低くする工夫はできるし、すべきであるということです。たとえば昨年、北陸や東北、関西地方で甚大な被害をもたらした集中豪雨では、一部の自治体は電柱などに固定したスピーカーや拡声器つきの広報車で住民に避難を呼びかけていましたが、これなどは被害程度を低くする工夫を怠っている例ではないかと思います。犠牲者の多くは高齢者の方々でしたが、強い雨が降っている状態では、スピーカーや広報車からの呼びかけや、携帯電話などの呼び出し音に気づかない可能性があります。

高齢化がこれからますます進むことはわかっているのですから、災害時の避難勧告にしても、音だけでなく光や触感、コミュニティーレベルでのネットや携帯電話の活用を考えていく必要があるでしょう。それを応用すれば集中豪雨だけでなく地震や津波、大規模火災、地域によって豪雪、土石流、風害などさまざまな災害への備えとしても効果を発揮するでしょうから、一定のコストがかかるにしてもそれに見合うはずです。インド洋の津波そのものは「他人事」ですが、ほかの災害にも応用しうるケーススタディーにはなりうるということです。

国際的な援助について少しだけ考えると、maggiemaggieさんが心配しておられるように、先進国の援助に政治的な思惑がまったくないとは言い切れません。特にアメリカは、イラク戦争をめぐるごたごたであまりに世界に嫌われてしまったので、この機に自分たちが慈悲深くて懐の大きい存在であるとアピールしようとしているふしもあります。ただ長い目でみると、大災害が起きたときに援助が集中するのは人道的な意味合いだけでなく、自国で災害が起きたときに助けてもらったことへの「お返し」であり、いつの日にか自国で起きたときに助けてもらうための「保険」という、国と国との関係としてはドライな相互保障的な側面もあると思います。

竹田圭吾

竹田圭吾

ニューズウィーク日本版編集長

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