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2004/6/7(月) - 2004/6/11(金)
2日め

テーマ犯罪の低年齢化、危機感を感じる

今日のポイント

今、大人として考えること、できることとは

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凡例
キャスター
志賀こず江
志賀こず江 弁護士

犯罪の低年齢化といっても、少年による凶悪事件が数のうえで急激に増えているわけではなく、犯罪白書などの統計を見ても大きな推移はありません。しかし、ここ最近、14歳未満の少年による衝撃的な内容の事件がいく……

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これまでに届いているメンバーからの投稿

YES

少年犯罪に関し情報をもっと公開できない?(しまこ・京都・パートナー有・37歳)

なぜ小学生たちは犯罪を犯すのか、自分たちが子どものころと今とでは、何が違うのかをよく考えます。わたしの小さいころだって、お受験も塾もテレビゲームもありました。共働きの家庭に育ったので、母にはほとんど構ってもらえませんでしたし。何が違うんでしょうか? みんなそれがよくわからなくて、余計に危機感を募らせているのかもしれません。

少年犯罪は裁判の経過も背景も、ほとんど明らかになることはありません。個人の匿名性は保ちながら、もっと情報公開はできないものでしょうか? 大人は子どもの気持ちを類推できても、先回りして行動を防げるほどには理解できません。たじろぎ、身動きのできない多くの大人たちのためにも、もっと生の、現場での情報がほしいと切実に思います。

もし被害者になったら納得できないのでは(みちこ・神奈川・25歳)

子どもが犯罪を犯しても、名前などがまったく公表されず、数年で社会に戻ってきてしまうのを見ると、ちょっと怖いと思ってしまいます。自分が被害者の側になったら、きっと納得できないのではないか、と思うんです。せめて、名前だけは公表するとか、もう少し長く施設に入っていてもらうとか、してほしいです。

ほかに、メディアが被害者のプライバシーを書き過ぎるのも気になります。たしかにもう亡くなってこの世にはいないのかもしれませんが、小学校のときの文集とか、写真とか、生い立ちとか、何でもいいから出してきて、好き勝手に報道しているのを見ると、悲しくなります。

報道の在り方にも危機感を(aim↑・29歳)

低年齢化はもちろん、自分の子どもが日々成長していて、重犯罪可能な年齢に瀕していくことに危機感を感じます。安直に、ネットはこういう残虐な事件を招く、この本を読み、このドラマを見ていたから、と動機まで決めてしまう報道にも危機感を感じます。

自己判断の仕方を学ばないうちに成長するのか(mij・愛知・パートナー有・40歳)

今回の事件ばかりでなく、青少年の犯罪のニュースを聞くたびに心が沈みます。情報や生活水準が高くなる一方で、人の心がどこか歪んだ方向に向かっているように思われます。人の痛みを理解したり、自己判断力を身に付けることを学習しないまま成長してしまうのでしょうか? そういったしつけや教育を怠っているわけではないと思うのですが、社会全体で優先順位がそういったことよりも、ほかに向いてしまっているように感じられます。もっといろいろな事柄について大人と子どもが話し、向き合っていくべきだと考えます。

テレビゲーム感覚で見てしまう?(chaf・パートナー有・29歳)

とても危機感を持っています。わたしの世代では親による規制がもう少し今の世代に比べて厳しく、見るテレビ番組も限られていたり、比較的抑制されていたと思います。周りの友人たちもそのような生活で、狭い世界の中で自我を形成し、年を取ることに世界を広めていったという感じがします。少し前までは自由度がない!と疑問を抱いていた部分もあったのですが、今回の事件でそれも必要だったのかな、と思うようになりました。

テレビゲームやテレビドラマなどでの残酷なシーンも、一昔前は子どもが見ることなんてなかったような気がします。簡単に人や生き物を殺して、自分が死ぬと3回まで復活できるテレビゲーム。大人はそういうものだという割り切りができますが、子どもは本当に大人と同じ視点で見ているのでしょうか? 命をゲーム感覚で見てしまうようにインプットされてしまっているのでは?と思うととても悲しくなります。

担任が掛けてくれた言葉に(月の猫・神奈川・30代後半)

人は誰もが、人間関係の中で喜怒哀楽を経験するものだし、そういった経験で成長するものだと思います。小学生のころ、人に対する殺意を持ったことはあります。今から30年近く前のことです。たまたま、作文に書いた文章が担任の目にとまり、その担任がわたしと二人でゆっくり話をしてくれました。「君の作文、僕の奥さんも読んで泣いていたよ。つらかったんだね。よく我慢したね」。そんな言葉を掛けてもらったように記憶しています。
たしかに子どもの犯罪の低年齢化は進んでいます。けれどそれは、「大人と子どもの距離が開きすぎているのではないか」と思うこともあります。この事件の背景に潜んでいるのは低年齢化やIT技術の進歩によるコミュニケーションの希薄さなどではなく、基本的な人間関係の構築や修復の仕方を子どもが学べなくなっているというところにあると思います。

生身の人間とのコミュニケーション不足か(asmic777・パートナー無・29歳)

犯罪の低年齢化これは、核家族化、少子化、地域コミュニティーの希薄化が影響しているように感じています。わたしが子どもだったころに比べると、今の子どもたちの回りには多種多様のコミュニケーション手段が氾濫していますが、生身の人間とのかかわりは減少しているように思います。人と人が接すれば大なり小なりのトラブルは起こります。

それをどう対処していくか、自分の中でどう昇華していくかは、人と接する中で自然と身についていくものなのではないでしょうか? その経験が乏しいために、「気に入らないものは排除してしまう」という短絡的な行動を起こす子どもが増えたのではないかと感じます。

勇気をもって問題に向き合う(由宇湖・パートナー無・32歳)

子どもを産むことをためらうことが多くなりました。自分の産んだ子どもを加害者にしてしまうことから、被害者にしてしまうことから守りきれるだろうか?と思います。今回の事件もそうですが、悪い言い方を承知で言えば、「人間が凶暴化していることの証」なのだと思います。それが顕著に現れているのが子どもたちの犯罪行動なのではないかと感じます。地球全体に愛情が不足しているような気がします。わたしたち大人はこれを「誰かの子どもが起こした事件」と放り出さないで、「わたしたちの大切な子孫」の問題として向き合う勇気を持つことが大切だと思います。それから、加害者に対しても攻撃ばかりではなくて(裁かれるべきは裁かれるべきとし)、その根底にある問題をみんなが考えていくようなスタンスでの情報の開示、報道も必要だと思います。

子どもを取り巻く環境(mopi・関東・34歳)

子どもの周りに大人と変わらない環境があることとが原因の一つのような気がします。わたし自身には子どもはいないのですが、年齢的には親世代。考えさせられます。また子どもが巻き込まれる事件も多く、これは大人になれない大人が引き起こしているような。先進国では犯罪の低年齢化は顕著に出ています。胸を痛めてる場合じゃないのはわかっていますが、はたして隣の子を叱れるか、というと無理かもしれません。

日常の大人の身勝手が(ウミウサギ・京都・パートナー有・30歳)

未成年が重大犯罪を犯すと、いったい子どもたちに何が起きているのか、と話題になりますが、子どもたちがルールやマナーを逸脱し、犯罪にまで至ってしまう現状には、大人のモラルの低下が影響しているとわたしには感じられます。

バスや電車では、みなが並んで待っているのを平気で押しのけて先に乗る大人に毎日のように出会います。禁煙と書かれているホームで平然とたばこを吸い、吸い終わると線路へ投げ込む大人も頻繁に見かけます。日ごろから大人に「ルールを守れ」と言われている子どもたちは、そんな大人を見て「裏切り」を感じ、傷つくと思うのです。

こういうことがすぐに重大犯罪に結びつくとは思いませんが、日常の大人の身勝手が子どもたちの心を少なからず傷つけ、それが積み重なると、自分自身や周囲を傷つけることでしか発散できないのではないだろうかと思います。子どもの気持ちを裏切らないように、大人が心掛ける必要があるのではないでしょうか。

昨日までのみなさんの投稿を読んで

大人が自信をもって立ち向かう

犯罪の低年齢化といっても、少年による凶悪事件が数のうえで急激に増えているわけではなく、犯罪白書などの統計を見ても大きな推移はありません。

しかし、ここ最近、14歳未満の少年による衝撃的な内容の事件がいくつか起こって、いわゆる「こども」による犯罪というものがクローズアップされ、関心を呼ぶのだと思います。

刑法では、14歳に満たない者の行為は罰しないとされています。殺人という重大犯罪を犯しても、罪に問われず、事件の内容も裁判を通じて明らかにされることもありません。今回の事件では、最終的に児童自立支援施設へ送られ、そこでの更生を期待するしかないということになると予測されます。

こういう状況では、ほとんど、憶測と想像しか判断材料がないので、余計、われわれの不安や心配を煽ることになるのでしょう。

これまでは、子どもの問題というのは、大人にとって、自分の歩いて来た道を振り返れば、ほとんどのことが理解可能な範囲にあったのですが、社会のあまりの急激な変化が、この範囲をすっかり変えてしまいました。

しかし、だからといって、大人が怯んでいてはいけないと思うのです。世の中がどのように変化しようと、「人を殺してはいけない」「人の物を盗んではいけない」「仲良く暮らさなければいけない」、といった人間の当たり前の約束事は変わりません。

大人がまず、自信を持って立ち向かう姿勢を持つことが、今一番重要なことではないでしょうか。

ところで、今回は、ご遺族自身が報道関係者であるということから、事件発生後間もなく記者会見がありました。このことを含めて、少年事件の報道ということについても考えてみたいと思います。

志賀こず江

志賀こず江

弁護士

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