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サーベイ

2001/3/19(月) - 2001/3/23(金)
2日め

テーマがん告知に賛成ですか?

今日のポイント

なぜ日本でがん告知がすんなり受け入れられないと思いますか。

投票結果 現在の投票結果 y92 n8 これまでの投票結果の推移
凡例
キャスター
進藤奈邦子
内科医・WHO(世界保健機関) メディカルオフィサー
進藤奈邦子さんと佐々木かをりのwinwin対談はこちら

久和ひとみさんの突然の悲報にショックを受けられた働く女性は多いと思います。健康で仕事を続けられることが理想的ですが、他でもない自分の体と向き合って生きていかなければならない難しさを身にしみて感じられて……

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これまでに届いているメンバーからの投稿

YES

本人が受け止めないと乗り越えられない(あやとものママ・北海道・既婚・37歳)

甲状腺がんで昨年の11月に手術を受けました。甲状腺がんは予後がよいといわれましたが、ずっとこの先経過観察はしなければなりません。そういうことから考えると、癌は手術や化学療法や放射線治療などつらい治療がほとんどなので、本人がきちんと受け止めないと乗り越えられないと思います。わたしは告知に賛成です。

残された時間を後悔のないように使いたい(ゆたんぽ・既婚・34歳)

絶対告知して欲しいですね。最初はショックを受けると思うけど、自分に残された時間を有効に、後悔のないように使いたいから告知って必要だと思います。

告知を判断できるのは医師ではなく家族(Kikumi・アメリカ・37歳)

8年前、父に告知しようとしたところ、病院に止められました。理由は「生きる気力がなくなり、それが影響して余命が短くなる」ということでした。アメリカに住んでいたわたしにとって、告知はごく自然なことであり、尊厳死に対しての患者のIn Control(自分についてコントロールを持っている状態)を第一義に考えていたため、この対応にはびっくりしました。それを判断できるのは医師ではなく、長年連れ添った家族だと考えました。父に告知後、彼の意志で手術・放射能治療抗がん剤を拒否したため、病院を任意退院させられ、ホスピス探しをしている間に、医者の予告通り手術より早くして死にました。けれども、その20日間は家族でもっとも充実した時期を送ることができたと感じています。

隠し通すのは家族の苦悩も深い(rikaachi・浦和市・既婚・33歳)

基本的に賛成です。自分の人生は自分のものだから、その終わりも、余命も知る権利があるし、ガンと最後まで闘いたいという考えなら、本当の病名を知らずに、悔いのない闘病は不可能であると思います。仮に、助からないとしても、余命の過ごし方を選ぶ権利もあります。ガン告知をしないで、最後まで隠し通すのは、家族の苦悩も深く、死期が迫っているのに、最後の言葉も掛けられないなんて、後悔が残ると思います。

幼い娘のために絶対告知してほしい(絢ママ・既婚・川崎)

まだ幼くて手のかかるの娘がいるので、絶対に告知してほしいです。生きている間にできるだけのことをしてあげたいです。

OTHERS

告知したがあと半年の命とは言えなかった(Y・・札幌市・未婚・24歳)

わたしの父親もガンで他界しました。父には告知しましたが、病名と嘘の病経過です。やっぱり病名については、治療の時点で嘘をついてもばれてしまうし、不信感をもって治療をして欲しくなっかった。でも、あと半年の命とは言えなかったです。父は、久和さんと同じように死ぬ直前ですら仕事がしたい、次の治療はいつかとお医者さんに聞いてました。罪悪感とこれで良かったと思う気持ちが、今でもわたしの中にあって悩んでいます。父に希望を捨てて欲しくなかった、けど死ぬ前に好きなことをやり遂げてもらいたかった。告知には賛成だけど、どこまで言っていいのか、どこまで聞きたいかはとっても難しい問題です。

告知したがあと半年の命とは言えなかった(Y・・札幌市・未婚・24歳)

わたしの父親もガンで他界しました。父には告知しましたが、病名と嘘の病経過です。やっぱり病名については、治療の時点で嘘をついてもばれてしまうし、不信感をもって治療をして欲しくなっかった。でも、あと半年の命とは言えなかったです。父は、久和さんと同じように死ぬ直前ですら仕事がしたい、次の治療はいつかとお医者さんに聞いてました。罪悪感とこれで良かったと思う気持ちが、今でもわたしの中にあって悩んでいます。父に希望を捨てて欲しくなかった、けど死ぬ前に好きなことをやり遂げてもらいたかった。告知には賛成だけど、どこまで言っていいのか、どこまで聞きたいかはとっても難しい問題です。

家族、医師と普段から話し合える信頼関係を(mimippi・既婚・26歳)

わたし自身は知らせて欲しいと思いますが、告知して欲しくない人があると思いますので、告知する、しないも患者自身で選べるようになれば……と思います。わたしは夫と最後まで寄り添っていきたいと思いますが、家族にそういう強さを求めるのも酷な場合があるのかも知れません。家族・医師と普段からよく話し合える信頼関係を作りたいですね。

昨日までのみなさんの投稿を読んで

久和ひとみさんの突然の悲報にショックを受けられた働く女性は多いと思います。健康で仕事を続けられることが理想的ですが、他でもない自分の体と向き合って生きていかなければならない難しさを身にしみて感じられている方も多いのではないかと思います。

働く女性の癌との戦い、というと、千葉敦子さんの著書「ニューヨークでがんと生きる」を真っ先に思い出します。壮絶に戦い抜いた日々の記録は、癌告知がほとんど行われていない当時の日本の状況からはかけ離れていて、医者の立場から言うと、こんな患者さんなら、こちらはかなり精神的に楽だけれど、まずこういう患者さんにはお目にかかれるものではない、と思いました。

患者さんに告知する際、医者によっていろんなポリシーがあると思いますが、家族のうち、一番関係が深いと思われるひとにまず告知して、本人に告知すべきかどうか相談するのが一般的だと思います。癌の進行度によって本人への告知の内容が変わってくることもあります。まだ初期で、治療によって回復が大いに期待できる場合は、積極的に告知して本人の協力を仰ぐほうが良いこともあるからです。

しかし、まだまだ日本では本人へのがん告知は非常に限られていると思います。医者も、ひとりひとりの患者さんにどのように告知するか、あるいは隠し通すのか、大いに悩みます。カルテの開示、インフォームド・コンセントなど、情報がオープンになればなるほど、本人がこの衝撃に耐えなければならない機会が増えるのではないかと思われます。

次回は、なぜ日本でがん告知がすんなり受け入れられないのか考えてみたいと思います。

進藤奈邦子

進藤奈邦子 プロフィール

内科医・WHO
(世界保健機関) メディカルオフィサー

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