
学校にもマネジメント感覚を(ほね)
仕事をしておりますと、階層、年代に応じて仕事の仕方やマネジメントについての研修を受けることがあります。ひるがえって、子どもの小学校の教員の方々、学校運営の様子を見ますと、大人同士が共に働く上でのマネジメントや、時代に合ったリーダーシップなどは、ほとんど導入されていないように思われます。教員の企業研修も結構ですが、教員集団のあいだにマネジメントが機能するようにすることが必要ではないでしょうか。そして、もちろん親が自由に学校に出入りできることも大切だと思います。
能力に応じた給料体系に!!(よちえ)
はっきり言って、息子の先生は、「ハズレ」でした。本読みを間違えると、「みんなにあやまりなさい」。書写が苦手な子どもたちには、「おなおしチャンピオン」といい、理解が遅い子ども「に「早くしなさい。早くしなさい」といい、まだ1年もたっていないのに、登校拒否の子どもがでてきました。うちの息子は、眠るとうなされます。夏休み前には、「先生が早く、早くっていうねん。ぼくつらいねん」と言いました。まだ1年生の2学期がはじまったばかりなのに、なぜこうなってしまうのでしょうか? 問題は、先生の教える技術が未熟なことが大きいと思います。教え方がへたくそで、子どもに楽しさを与えられないことです。「先生の技術基準がない」というのは、不思議なことです。コンピュータのインストラクターには、科目ごとに試験があります。科目の技術もさることながら、教え方の試験もあります。先生も等級制度にすればどうでしょうか? 生徒、両親からの通知表により、等級が決まり、技能の高い先生は、お給料もよくする、といったものです。年齢一律の給料制度にも問題があるのではないでしょうか? クラスの人数を減らすことも当然ですが、もっと先生が危機感を持つべきです。たくさんの仕事を抱えているのは、何も学校の先生ばかりではありません。
先生にも学ぶ機会を(casablanca)
先日土曜日に授業参観と校長先生の話があり、小学校に行きました。クラスの先生は50過ぎでとても経験もあり、今回は当たりだと感じましたが、その後の校長先生の話でガックリきました。まず、プレゼンテーションの基礎である時間管理ができてない、聞く人を集中させるようなパッションがない、話の進め方など、一般の企業にいれば当然身に付くはずのことができてない。その時ふと思ったのですが、先生にはどのくらい自分を磨く時間が与えられているのかと。企業では当然のように、新しい仕事、自分が劣っているところがあれば、研修に出て身に付けることができます。先生方にもそのような機会をもち、切磋琢磨できるといいですね。
ワークシェアリング(Dulcian)
先生の負担を減らし、職場以外での経験を積むためにワークシェアリングを導入してはどうでしょうか。フルタイムでなく、週20時間とか15時間の勤務で働ける場があれば、今までとは違う目で子どもたちを見られる先生や、体力的にフルタイムはきつい、ある程度年齢のいった経験豊かな先生も余裕を持って仕事ができるのではないでしょうか。また、大学の先生のように、何年かに一度長期の休みが取れるようにし、その間、国内・国外の大学に留学したり、簡単に受け入れてもらえるかどうかわかりませんが、福祉のボランティアをするなど、自分の仕事を見つめ直したり、ほかの世界を体験する機会を設けるのはどうでしょうか。
教科ごとに先生を(マダムとくしま)
中学でできることが小学校でできないはずはありません。どの教科にしてもやっぱり専門の人が教えた方が上手に教えられるだろうし、子どもたちの気分も変わってよいと思います。低学年で難しければ、高学年からでもよいと思います。教える側も工夫しやすいだろうし、なぜそうならないのかわかりません。そういう意味ではやっぱり私立の方が上なのでしょうね。設備などより「人」にお金をかけて欲しい。
人材の流動化を(シアン)
まず、公務員が雇用を保証されているということ自体、改革の必要があると思います。一生懸命やっても、手を抜いても給料(雇用)が保証されていて、誰からの評価も批判もない仕事なら、人間手を抜くのは当たり前です。一方、教師を辞めたい人や、公務員の資格はなくても教師をやりたい人もいますから、もっと人材の流動化ができるようにするべきだと思います。たとえば、教員免許には有効期間を設けて試験を実施する。試験内容には、公務員の一般的な試験、実技など多角的に審査できるようにする。若い人や、初心者には研修生として授業の助手などをすることで現場を知る。本人、教師同士、上司、生徒、保護者からの評価など、主観的、客観的な評価制度を設ける。人材の流動化で一番大切なのは、教師を辞めたからといって、「落ちこぼれ」というレッテルを貼られないよう十分注意し、教師職(公務員)から離れやすい世論を作ることです。
採用段階で人格重視の選考を (来夏)
小学校の教師を評価すること自体には反対ではない。ただし、先生は生徒や親にとってあくまで尊敬の対象であり続けることが可能ならば(先生がその人格を備えていることが大前提)。評価の前に、もっと採用する段階で人格重視の選考ができないものか? 米国の大学教授などに評価制度が導入され、成功している例も聞きますが、大学生は大人です。子どもが小さいうちは大人を見下すような意識を持ってほしくありません。「教育委員会に訴えるぞ」と脅迫する子どももいるらしいですから……。
教師に勤務評価制度がなかったなんて!? (tarsh)
校長は何に対して責任を持って「長」などという肩書きを背負っているんでしょうか!? 「責任」は「権限」を持つ人間に対して与えられるもの。権力を持つ以上それに対して責任を持ちなさいよ・・・というのは民間会社では基本の基本。学校運営の中で大きな部分を占める教員に対し何の権限も持たないのでは、何をするのが仕事なのかすら想像できない。人事考課は民間会社でも大きな問題です。満足いく人事(評価)など勤続7年で感じた事もなく、不満と注文ばかりが先行しますが、それでも仕事をしていく上で仕事の結果とそれに対する評価の重要性を感じます。スキルアップの原動力のひとつと言っても過言ではないでしょう。人事権そのものは県下全域を校長が見極めることは難しいでしょうから、次のステップであるにしても、勤務評価はただちに導入すべきです(想像しただけで先生の抵抗が見えますが)。また評価には「親の眼(小学生の眼の真偽はいささか疑問なので)」も入れるべきです。
賛否ある「教科担任制」(あらうそほんと)
一人の先生がほとんどすべての教科を持ち、事実上の「お殿様」であると、どうしても先生個人の考えやカラーに傾きがちですが、ほかの先生と関わることで、よい意味で新鮮な空気を入れることができるのではないかと感じます。しかし、わたしの考えとは異なった思いの方も多いようです。実際に昨年の最初の学年懇談会では、「なぜ保護者に相談なしで教科担任制にしたのか」「ある教科が時間内に終わらなかった場合、同じ教師なら次の時間も続けて授業ができるが、異なった教師だときっちり45分で終わらねばならず、生徒たちが消化不良になるのではないか」といった意見が出されました。とんでもない教師もいる昨今、さまざまな先生を知り、文字通り「反面教師」を体感したりしつつ、子どもには成長してほしいと思います。いい先生ばっかりじゃなかったとわたしの学生時代をふりかえっても思います。
公立小の先生の研修(mamarin)
このテーマを待っていました。ありがとうございます。この問題は、未来の日本を担う子どもたちに深く関わるため、真剣にかつ早急に対処していただきたいです。いくつか提案させていただきます。
- 小人数クラスの実現、教諭の質云々を問う前に、大前提として1学級あたりの生徒数を30人以下とすることを強く望みます。教育の物理的環境を整えるためにも、まず管理する生徒数の削減は現在の少子化、教室などの余剰状況を考えても当然かつ、十分考慮に値する事項だと思います。
- 大学卒業後すぐに教職に就くことは想像以上に大変です。ですから新人教諭研修は現在通り継続し、その後も民間企業に一時的に派遣する体制をつくり社会経験を積むことが必要だと思います。
- 音楽、体育などは専門教師を置き、担任の負担を軽減する、学年ごとに担当科目の専門化をはかるなどの工夫を奨励する。
- 自己評価表などを学期ごとに提出させる、学年主任もしくは校長、教頭などの評価を加え、次年度の参考にする。評価が下がる事を恐れ、問題などを隠蔽することは避けてほしいので情報公開、広報活動、親に開かれた学校作りを奨励していく。
校長先生が「学校の顔」になるために(marinco)
校長先生は、その学校の責任者としてその地域の「顔」になってもらうために、長いスパンでひとつの学校にいなければならないようにすれば、もっと真剣にその地区の子どもたちと向き合ってくれるようになるのではないでしょうか? それにより、さらにはその校長の下にいる先生方への指導力のアップにもなるのではないでしょうか?
現場にいる者として一言(べんじゃみん)
中学・高校の国語科教員免許を持ち、現在は私立中学・高校で講師をしています(本業は大学院生)。提言としては、以下を考えております。
- 教育実習の厳格化:教育実習を各回1ヵ月ずつさせ、担当授業数も最低ラインを決め、それ以上させねばならない、というルールを作成します。少なくともこれでいいかげんな実習はなくせます。
- 適性診断テストの実施:大学生には在学中、そして、就職後も公私立を問わず、教師には5年ごと程度で適性テストを受けさせます。そこで適性に疑いが出た場合、即刻複数のカウンセラーの診断を受け、仕事続行不可能な場合は退職を勧奨する。
- 免許更新テストの実施:大学卒業時の年齢を22歳程度と仮定し、30歳程度まで一度も教師として働いたことがなければ、免許を更新するための試験を受けてもらいます。これに合格しなければ、以後教員免許は与えません。若い時の資格も、その後現場を離れ、熱意もなければ、再び活かして働くことは難しいと思います。
教員になった同級生を思い浮かべると……(園長)
うちの娘の小5のクラスで、ほかの子どもが、「先生、教師っていいの?」と聞いたら先生が、「リストラがないし、いいよ」といったそうです。どうか危機感をもって、職務を真剣に遂行してほしいものです。それから、複数担任もいいのですが、6年間の子どもの成長は大きいです。1・2年生には、複数担任や、少人数クラスを導入する。高学年には、教科担任や、心のケアを充実させる。そういう、子どもの成長発達に合わせた、教育が実施されるべきではないでしょうか。