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2001年8月3日(金)

今回のご意見テーマ

「保育や学童を、今後も厚生労働省だけに任せることを支持しますか?」

今回もレベルの高い投稿、ありがとうございました。 づみさんが書いてくれたように、学校だけに教育を任せきれないという認識は、少なくない人々のあいだで共有されています。学童で教育面のカバーもしてくれれば、と思う人もきっと多いのではないでしょうか。 前回に続いて投稿してくださったDulcianさん、保育所をさまざまな角度から選べるようにするために、保育所の「第三者評価」ということをいずれ議論したいと思っています。

ewoman:規制改革メルマガ編集長
佐々木かをり

メンバー・リーダーズ投稿

YES
管轄よりも保育責任者に裁量の自由を(Dulcian)

責任を明確にするという意味で、厚生労働省が管轄するというのは、よいことだと思います。本文にもありましたように、ニーズが多様化しているのなら、保育を実際に行う責任者に保育内容について裁量の自由を与え、それを利用者にもオープンにし、利用者が選べるようにするというのはどうでしょう。自分が保育所を探したときには、延長保育の有無や場所という選択肢だけで選べる保育所が非常に限定され、保育の内容を検討し、それによって保育所を選択することはできませんでした。しかし、ほかの地区で行われている保育内容のすばらしさについて書いてある文章を読んだときには、このような視点でも保育所が選べたらよいのにと思いました。

保育園でも教育はしているのですが (園長)

「幼稚園=文部省=教育」「保育園=厚生労働省=福祉=困っている人」という図式のもとに教育か福祉かが論争されていたのは、もうだいぶ前のことと思います。明確に、保育とは養護と教育を行うことです。特に労働省と一緒になったいまは、保育現場が心配するほど、保育園は、子どもたちよりお母さんたちのための施設になりました。教育とはナンですか? 「教育とは、生活と文化を伝えること」と大学の保育科の先生に習いました。生活が多いだけ(社会性というふうに言っていた方がいましたね)、保育園のほうが、中身の濃い教育をすることができるというのが、実際です。家庭の教育機能の低下という意味でも。だから、保育園で教育をしていないというのは、ちょっと違う。いま、幼稚園教育要領でも、生きる力が大きく取り上げられています。保育園でもそうです。保育園のいまの社会的な存在価値は、本来、ニーズに合ったものです。その上、保育制度は、国の保育に対する責任を明確にしたものですから、これを維持することのほうが、預ける保護者にとっても、有利です。でも、ニーズに合わせて柔軟にできる方向で見直すべきではあります。保育が福祉か否かという問題は、そういうことでしょう。なぜ、幼稚園が預かり保育や低年齢児保育に手を出してこないか。なぜ、やたらに一般企業が保育に参入しないか。なぜ、公立は延長保育や乳児保育に動かないか。なぜ、民間保育園が定員を増やせないか。わかりますか。保育園の仕事は、コストうんぬんでできる仕事ではありません。いまや、保育園は、家庭を丸ごと抱えています。それを福祉と言いませんか?

NO
子育て環境に多数の選択肢を(ゆー)

「子どもは社会の中で育てていくべきである」――実際に保育所に預けてみて、家庭環境を問わず、ある程度客観性を持った「社会」の中で子どもは育っていくべきと最近実感しています。そういう前提に立てば、保育所は「厚生労働省」、幼稚園・小学校などは「文部科学省」などと分けて、狭義の「福祉」「教育」というつまらない概念にとらわれている場合ではないと感じます。子どもと親が多様な選択のできる「場」を用意することが「社会」の役割でしょう。それが可能なら、所管はどこでも、複数でもかまわないと思います。ちなみに来年は、「民間託児所」から「幼稚園」に通わせることを考えています。

保育も学童も教育を考えるべき(づみ)

小学校4年生と幼稚園年長の子どもをもつ母です。保育や学童を、今後も厚生労働省だけに任せることは反対です。上の子は公立の幼稚園に通っていました。幼稚園といっても、教育方針が「遊びの中から学ぶことが大切だから」ということで、特に子どもたちを教育するようなカリキュラムはありませんでした。実際、小学校に入学すると「自分の名前は書けること」「ひらがなは基本的に読めること」と言われ、なぜ幼稚園で教えてくれなかったのか疑問に思いました。下の子は私立の幼稚園へ通っています。そこではひらがな、カタカナを読み書きできるような教育があり、またピアニカ、習字、逆上がりなど、低学年で必要な課題に触れさせてくれています。もちろん保育園や幼稚園にだけに任せるものではないと思いますが、少しでも触れることができることは大切だと思います。2002年、文部科学省の教育方針も改正され完全週休2日制となり、小学校で学ぶ時間も減ってきます。学校だけでは教育を任せておけない時代になってきていると思います。そうなると学童も厚生労働省だけではなく、文部科学省も関与していく必要があると思います。いまの子どもたちは、学力が落ちていると聞いたことがあります。10年後、20年後、後悔しても遅いでしょう。わたしの場合、姑と同居しているため保育園へ預けたり、学童へ入れたりする必要はないけれど、同じ働く母として将来を担う子どもたちのことを思うと、もっと子どもたちのことをみんなで考える必要があるのではないでしょうか。

保育や学童保育は福祉だけではない(Yukos)

わたしは、福祉関係の学校を出て、なぜか幼稚園教諭の免許しかもらえず、幼稚園に10年勤めました。息子たちは保育園に預け、小学校に行くようになって退職しました。次男が小学校に行くようになったとき、学童保育ができて、わたしはそこの指導員になりました。保育園でも学童保育でも、家で母親がやってやれる以上のことを子どもたちはしてもらったと思っています。教育・社会性・異年齢集団での遊びの伝承・しつけ・・・。専業母親として息子たちを育てなかったわたしには、集団の中で育ててきたことの善し悪しは、いままで、それほど自信を持って判断できませんでしたが、息子たち夫婦の子育てを見ていて、集団保育は正解だったと思うようになりました。特にいま、近所づきあいの少ない核家族が、子育ての知識や知恵を誰からも伝えられない中で、悩んだり、ノイローゼになる悲劇を思うと、保育園や学童は、子育て支援の場としても、重要な位置にあると思います。かわいそうな子どもを救う福祉の場としてではなく、日本の将来を担う子どもをみんなで育てる場として位置付けるべきだと思います。

現在ご覧の「規制改革メルマガ」は、2001年7月18日〜10月24日にメール配信したものです。


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