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第57回(3) 2007/02/20
6か国協議で決まったこと
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<2ページ目からの続き>
北朝鮮、今度はウラン型で核開発
ところが、これでは終わりませんでした。2002年秋になって、北朝鮮が今度はウラン濃縮方式で核兵器製造を進めていることがわかったのです。パキスタンからウラン濃縮の技術と濃縮用装置の部品を導入している疑いが明らかになりました。怒ったアメリカは、KEDOの仕組みを維持できないとして、軽水炉の建設を中断すると共に、北朝鮮への重油の贈与を中止します。
これに対して北朝鮮は、IAEAの査察官を北朝鮮から追放。凍結していた核施設の運転を再開し、プルトニウムの処理を始めます。核兵器の開発を堂々と始めたのです。
核兵器(原子爆弾)には、プルトニウムを使った「長崎型」原爆と、ウランを使った「広島型」原爆があります。プルトニウム型は、製造のために原子炉を使いますから、地上で大規模な施設が必要になります。空爆には弱いのです。
一方、ウラン型は、ウラン濃縮施設を地下に建設することが可能なので、場所を特定されることなく製造が可能になります。
北朝鮮は、KEDOの仕組みができたことで、プルトニウム型の原爆製造は凍結しましたが、その間に、こっそり地下でウラン型原爆の製造を始めていたのです。このことが発覚すると居直り、プルトニウム型原爆の製造も始めたというわけです。
6か国協議にこぎつけた
北朝鮮の核開発続行宣言を受けて、アメリカは周辺の諸国に働きかけ、6か国協議の仕組みを作ります。2003年8月、第1回の6か国協議が行われました。
協議が続く一方で、その後も北朝鮮は核開発を進め、2005年2月には「核保有宣言」をするに至ります。
この年の9月には、第4回の6か国協議で、北朝鮮の核放棄を盛り込んだ共同声明を発表するまでになりましたが、第5回の協議で行き詰まり、6か国協議は中断したままになっていました。さらに2006年10月には、北朝鮮が核実験にまで踏み切ったのです。
これに対してアメリカは、金融制裁で北朝鮮を追い詰めました。北朝鮮が世界各国の銀行に預金している口座を凍結し、資金を引き出せないようにしたのです。北朝鮮は、偽ドルを製造したり、覚醒剤を売ったりするという犯罪行為に手を染めているので、それに対する制裁だというわけです。
これが北朝鮮には打撃でした。国内の産業がほとんどなく、外貨を稼ぐための輸出品がない北朝鮮にとっては、偽ドルや覚醒剤が主な“輸出品”になっていて、これで稼いだ資金が凍結されては、北朝鮮経済に大打撃だったのです。
また、北朝鮮が世界各国に持っている銀行口座には金正日の個人資産も多く、金正日は、この資産で贅沢品を購入し、自分に忠誠を誓う幹部にプレゼントしていたのですが、これもできなくなりました。
困った北朝鮮は、6か国協議に復帰したというわけです。
今回の合意は、北朝鮮の核施設停止へ……
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